TextTop > BlogTop > ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で)
ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で)
ONC開設2周年&春の顔見世企画 ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で) 第1回
- 2011.03.06 Sunday
- ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で)
ああ、今日も福田がダサい。
だいぶ日を過ぎてしまったとはいえ、新春からこんなことを申し上げるのは大変気が引けるが、
言葉を尽くして理解して頂くよりも、ひとまず写真を見て欲しい。
この男、どこでどう間違ってしまったのか、
「大塚ニューコーポ」のボスであり、リーダーであり、編集長の、
福田フクスケ(最近は実権のない『象徴天皇』の座に降格)である。
こんな感じでぼさっとボスの座に鎮座されていた日には、「大塚ニューコーポ」としても団体の沽券に関わる。
福田フクスケを、どうにかしなければ。
そして、
「俺、今春からフリー(ライ)ターになるからバンバン仕事が欲しいっていうか
できればファッション誌で活躍?したいんすけど?」
という本人たっての希望もあり、
今回、メンバー総出で「福田フクスケ改造計画」を立てる運びとなったのだ…!
しかしこの男、編集プロダクションで勤務している現時点で
すでにおしゃれファッション誌にライターとしてコラムを寄稿している。
特集もいくつか組んでいる。
その懐がカスピ海ほどにも広いファッション雑誌とは…?
ま ず い。
ハイセンスファッション誌のポパイがなぜ福田フクスケを容認したのかは謎のままだが、
このままでは福田フクスケの手によって、ファッション誌を媒体として「ダメダサ男ウイルス」が撒かれ、
日本からおしゃれ男子が絶滅してしまう…!
そうはさせるか!
諸君、わたしはおしゃれ男子が好きだ。
諸君、わたしはおしゃれ男子が大好きだ。
このまま彼らが衰退していくのをみすみす見逃すわけにはいかない。
福田フクスケはポパイを手に掛けるだけでは飽き足らず、
「フリーになったらシュッとした格好をしてファッション誌に飛び込んで、山ほど仕事もらうんだお!」
というような戯言を吐いているのだ!
まかりならん!
とはいえ、すでにゴングは鳴ってしまっている。
今年の4月に福田フクスケがフリーライターとなることは確定事項である。
定職を手放し、1人で生計を立てていこうとしている福田フクスケは、ありとあらゆる手を尽くして、
2丁目で枕営業をしてでも仕事を獲得しようとするだろう。
そして何らかの間違いから、他のファッション誌が彼に仕事を与えてしまうこともあるだろう。
賽は、投げられたのだ…。
とすれば、我らが取る手段はすでに1つしか残されていない。
福田フクスケを「おしゃれ男子化」するのだ。
彼をおしゃれ男子化してしまえば、
おしゃれ男子がおしゃれ男子のためにおしゃれ男子ファッション誌におしゃれ企画を書くことになる。
さらに「大塚ニューコーポ」も「なんかナスみたいな顔した変な人」から、
「ナスみたいだけどおしゃれな男性」をボスに据え置くことになり、
福田フクスケ自身は日本のありとあらゆるファッション誌から執筆依頼を受け、給料が10倍になるのだ。
というわけで新春特別企画、「ONCファッション対決」、始まります。
待て、次回!
- -
- -
ONC開設2周年&春の顔見世企画 ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で) 第2回
- 2011.03.20 Sunday
- ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で)
--------------------------------------------------
「俺、フリーライターになる」というサイトの象徴天皇:福田フクスケを救うため、
大塚ニューコーポのメンバーが総出で「福田フクスケのファッション改造計画」を実行!
福田フクスケはおしゃれ男子になれるのか?
春の特別企画、待望の第2弾!
--------------------------------------------------
…かくして我々は、ガチダサ天皇こと福田フクスケのファッション改造計画を練ったわけだが、
正直、「求心力のなさ」に定評がある福田フクスケに対してプライベートの時間を使い、
親切丁寧にファッション指導をしてやろうという気などみじんもない。
ここはひとつ、サイトの特集企画としてこのタスクを乗り越えよう。
メンバーをチームごとに分け、「ファッション対決」を行うのだ!
ところで洋服の購入場所はどこにしたらいいのだろうか。
福田フクスケに潤沢な資金源などあるはずもなく、通常のオシャレスポットは外さざるを得ない。
とても手が届かない。
原宿あたりの古着屋に的を絞るか…?と考えあぐねていたところ、福田フクスケからこんな提案が。
「どう思います先生ー?
ニポカジってよくない?って思ってるんですけど
どう思います先生ー?」
いやそんなことより上唇と下唇、釣り糸で縫っておいてくれない?
ニポカジってなんなんだろう。どうして福田フクスケは喋ってるんだろう。
「日暮里は古くから布の街として栄え、服飾デザイン系の専門学校生が集まるおしゃれ上級者御用達の街なんだお」
たしかに、街行く人はハイセンスなファッションの人が多い気もする。
「日暮里のカジュアルなファッション、「ニポカジ」は今、街ゆく若者たちの間で最先端なんだお!」
そもそも「ニポカジ」とは何なのだろうか。
教えて!Yahoo!辞書先生!
---------------------------------------------
ニポカジ(にぽかじ)
日暮里カジュアルの略。東京・荒川の日暮里にここ数年の間に
激安の衣料品店が相次いで出店を行っており、中・高校生から
高齢者まで、幅広い女性客を集めている。
生地小売りなどの店もあり、「1メートル=100円」など
低価格の生地を売っている。
服飾関連の学生向けに生地の小売りをはじめたものが
一般にも話が広がり、手作りの衣装を楽しむ人たちも
集まってきている。
1000円前後の男女向けカジュアル衣料や服飾雑貨を
扱う店もあり、数千円で一揃い購入できる低価格が魅力。
手芸関係などの店もあり、手作り好きの女子高生たちも
集まっている。
---------------------------------------------
「ニポカジ」という言葉は確かにあるようだが、
総じて古きよき婦人服店ライクなお店がずらりと並んでいる。
授業参観のお母さんにぴったりなファッションが多い。
対決場所は本当にここでいいのか。
日暮里という町に、それだけのキャパシティはあるのか?
「ぶっちゃけ安く済ませたいからだお!
東京北部特有の民度の低さにも対応した、
しまむら以上にリーズナブルな価格設定でおなじみの日暮里の物価指数が、
俺の貧しい懐具合にジャストフィットしたんだお!」
・・・悲哀漂う福田フクスケの懐具合はともかくとして、我々大塚ニューコーポのメンバーはこの日、
「福田フクスケのファッション改造計画」終了後に、大塚駅で忘年会を開催しようと目論んでいた。
夕方の4時から。
つまり我々は、日暮里で12:00から福田の洋服を一式買い揃えるというミッションを達成した後、
同日16:00には大塚でビールを片手に持っていなければならないのだ!
福田に時間を割いて忘年会の時間が押してしまうのはもってのほか!
対決場所は大塚に近い、日暮里繊維街に決定!
「はい大塚ニューコーポ通りま~す
いま大塚ニューコーポがここを通っていま~す!
……とにかく、今日はお前らに3つのチームに分かれてもらって、
3種類の雑誌のファッションをそれぞれ日暮里で買い揃えてもらうから。
目指したいコンセプトもすでに決めてあるから!」
かくしてなんとなく集められ、自分の意識とは
まったく関係ないところでチーム分けされたメンバーは以下のとおり。
雑誌ごとにコンセプトを決め、あわよくば「この雑誌からも仕事もらえるんじゃ」的な
福田フクスケの哀しい願望が透けて見える形で各チーム発表!
コンセプト:町行く人が振り返る!個性きわだつおしゃれカジュアル
モード・ストリート・カジュアル・装飾系など幅広く、トレンドに敏感なメンズファッション誌。
メンバーは「なんとなくおしゃれじゃね?」というふわっとした印象から嘉川・たなかタッグを選抜!
嘉川轟子:私服の色使いが奇抜で「色見本帳」と呼ばれる
「福田フクスケはもう少しなんとかなるはず」
たなか贋作:おしゃれサブカル地区・高円寺在住
「おしゃれって言われると馬鹿にされた気持ちになるからやめて」
メンズノンノチームはなんとなくハイセンスなファッションが
期待出来そう。
あとは日暮里のキャパシティ次第か。
次、2つめのチームはこちら。
コンセプト:信頼できそう!仕事のできるエグゼクティブ・ライター風
ゲイナーは、スーツスタイルやビジネスカジュアルが豊富な
若いサラリーマン向けビジネスファッション誌。
ビジネスパーソンのためのビシッとした空気が漂っている。
メンバーは、比較的、職が安定しているという理由でアルミルコ・MSTを選抜!
アルミルコ:メンバー内で最も日暮里繊維街に近い場所・足立区在住
「この雑誌読んだことない」
MST:ビジネスライクな服装を最も叩きだしてくれそうな期待のサラリーマン
「ラジオの相方の危機は僕が救ってやりますよ!」
足元が浮ついたメンバーだが、「無難さ」を求めれば正解になるはずのコンセプト。
さほど難易度は高くなさそうだが、日暮里にビジネスパーソンのためのファッションは用意されているのか……?
最後の3チームめはこちら。
コンセプト:ギャルを抱きたい!渋谷系のヤれる勝負服
ギャル男やお兄系スタイルを中心としたチャラい渋谷系メンズファッション誌。
ここで新天地を切り開けば福田フクスケの未来は明るい!
「特集記事は「ヤリ活パーリー」
………。
メンバーはなんとなくいちばんB系ファッションに近い、
渋谷で勤めているという理由から肉布団京一とますらおでぶを選抜!
肉布団京一:京一というホスト系の名前を冠し、高校時代は合コン番長
「この後のONC忘年会(4時スタート)まで体力を温存する」
ますらおでぶ:渋谷のブラック企業に勤めるNASH罹患のリアル肉食系男子
「お、お、おなかが空いたんだな」
こうして各チームごと、ファッション誌を見つめながら、対決の舞台へ乗り出したのだった…。
このメンバーで大丈夫なのか?日暮里で企画は成立するのか?
様々な不安をそれぞれに抱えたまま、待て次回!
- -
- -
ONC開設2周年&春の顔見世企画 ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で) 第3回
- 2011.03.27 Sunday
- ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で)
-------------------------------------------
かくして日暮里でおしゃれ男子化することになった福田フクスケ。
ニポカジスタイルはファッション界に認められるのか?
福田フクスケはファッション誌ライターとしてやっていけるのか?
遂に対決開始の第3弾!
-------------------------------------------
かくして各ファッション誌にあわせ、本人の意思とは無関係にチーム分けされた大塚ニューコーポのメンバーたち。
彼らは自分の意思とはまったく関係なく、
日暮里を舞台に福田フクスケおしゃれ男子化計画を目指して、
ファッション対決を行うことになったのだ…!
「対決っていうからにはルールを決めないとね!
人は秩序という檻のなかでしか生きられない動物なのだからね!」
軍資金はもちろん福田フクスケの、個人支払い。
では、何の因果か年末に日暮里を駆けずり廻ることになった哀れなメンバーたちの様子をチームごとに見てみよう。
メンズノンノチームのコンセプトは、「町行く人が振り返る!個性きわだつおしゃれカジュアル」。
チームのバランスからみて、アグレッシブな「攻めるファッション」が求められているのは明らか。
嘉川轟子、たなか贋作の2人はONC屈指のファッショニスタとしての力を試されることになったのだ…!
しかし、開始直後、すぐにニポカジの予想外のポテンシャルの低さに、愕然とする。
とりあえず、コンセプトは「メッセンジャー」に決まったようだ。
スタイリッシュに決めてやろう、という腹づもりだろうか。
メンズノンノチームの2人は着々とアイテムの選抜を進め、
「これは…!」というパンツを発見。
しかし福田フクスケのサイズに合うものがなく、
田中・嘉川の両名が「サイズも生き方もハンパなんだよおめえ」と福田フクスケに対して逆ギレする事態に。
それでも心砕けることなくアイテムの捜索を続けた結果、
これがあれば…!と信頼を寄せるアウターを発見。
完全に獲物を狩った目をしている。
……このチームは順調そう。
次は、ゲイナーチームを見てみよう。
ゲイナーチームのコンセプトは、「信頼できそう!仕事のできるエグゼクティブ・ライター風」。
これがあれば、どこに行っても大丈夫!な、フォーマルかつ堅過ぎない、そしてオシャレなファッションを求められている。
無難さを叩き出せば失格にはならないものの、「オシャレ」で戦うにはいちばん難しいのでは……?と思わせるのもこのチーム。
そしてハイセンスなスーツカジュアルファッションが、ニポカジに、
あるはずもなく、
開始早々諦めてしまうMST。
そして、他チームがアウター、パンツ、小物と決めているのを横目にし、焦り始めるアルミルコ。
ニポカジとゲイナーがあまりにかけ離れていることに愕然とし、徒に時間ばかりが過ぎる。
このままでは埒が明かないので、2人はスーツカジュアルをあっさり捨て、コンセプトを「オフの日用」に変更し、ようやく結託しはじめた・・・!
(忘年会に)間に合うのか?間に合うのかゲイナーチーム!
さて、最後に残ったのは「メンズエッグチーム」。
メンズエッグチームのコンセプトは、「ギャルを抱きたい!渋谷系のヤれる勝負服」。
ちなみにメンズエッグの誌面は、
こんな感じ。
もうファッションっていうか何て言うか抱ければOK!な直球さが胸を打つ。
フワフワした感じのますらおでぶ&肉布団だが、意外といちばん真面目に誌面を研究。
「ファーでモコメン」の記事を見つけ、「ファーは・・・いいね」で同意する2人。
そして、これまでキャパシティの無さばかりを露呈し続けていたニポカジだが、ここへ来ておあつらえ向きのファーを発見!
ほくそ笑む2人。
この勝負・・・もらった!!
果たしてどんなコーディネートになったのか?
という期待を持たせて、以下次回!
- -
- -
ONC開設2周年&春の顔見世企画 ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で) 第4回
- 2011.04.02 Saturday
- ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で)
-------------------------------------------
日暮里でおしゃれ男子化することになった福田フクスケ。
大塚ニューコーポのメンバー達は決戦に向けて日暮里を駆け回る…。
満足のいくコーディネートは日暮里で揃うのか?
メンバーは忘年会に間に合うのか?
空前絶後の第4回!
-------------------------------------------
大塚ニューコーポは2010年の年末、洋服を買い求めて日暮里の地を駆けまわっていた。
この男のために。
大塚ニューコーポのメンバー、6名を2人ずつのチームに分け、それぞれのファッション誌にあわせたコーディネートでの対決。
「日暮里マジで全然キャパない」「男性用の服なんかどこにもない」「どうでもいいからもう飲みたい」という心の声を隠すことなく大声で叫びつつ、走りまわるメンバー。
奔走したかいあって、全チーム時間内に買い揃えることに成功した。
軽くルールをおさらいしておこう。
・3チーム対抗戦
・1チーム2名構成
・渡されたファッション誌に沿った服装で勝負する
・金額は1チームごとに5000円まで
そして軍資金は福田フクスケの自腹。
今回はいよいよ各チームごとに購入した勝負服を紹介!
チームのコンセプトは、「町行く人が振り返る!個性きわだつおしゃれカジュアル」。
「メッセンジャー」のファッションを目指して、アグレッシブに攻めるファッションを追い求めた彼らが選んだ勝負服はこちら!
・ダウンジャケット(3、139円)
・インナー(418円)
・パンツ(1、048円)
・スパッツ(490円)
合計:5、095円
のっけから合計金額が規定の5000円を超えるというポンコツぶり。
後からスパッツを買い足した際に、上手く計算が出来なかったようだ。豚かよ!
これが、問題のスパッツ購入を決めた瞬間の2人。
「や、安くね………?!」の図。
購入したら95円オーバーになるとは、考えてもいなかったに違いない。
この時点で「失格」の2文字もうっすら浮かんでくるこのチーム。
買い物の結果には自信を見せる2人だが、この金額オーバーがどのように結果に響いて来るのだろうか…?
次のチームを見てみよう。
チームのコンセプトは、「信頼できそう!仕事のできるエグゼクティブ・ライター風」。
しかし、日暮里に「ビジネス」の風は、2010年時点で未だ吹く気配はなかった。
黒い服を見るたび、目を奪われる2人。
ビジネスの場に合い、かつフォーマル過ぎないファッションを選んでいたものの、途中から「オフの日用」に方向を急転換!
日暮里に振り回され続けた2人が叩き出した結果はこちら!
・ダウンベスト(1、560円)
・シャツ(820円)
・パーカー(1、050円)
・パンツ(1,160円)
・マフラー(300円)
合計:4890円
5000円という金額のなかでも、1点ずつの金額が安かったので「重ね着スタイル」が実現出来たようだ。
ビシッと抑えた安定感のあるスタイルでいざ戦いの場へ!
では、最後のチームを見てみよう。
このチームのコンセプトは「ギャルを抱きたい!渋谷系のヤれる勝負服」。
このチームは、
とにかく、
楽しげに走り回っていた。
そして「福田フクスケがギャルを抱けるまで」を描いた2人が選んだ勝負服はこれだ!
・ダウンジャケット(2,089円)
・インナー(490円)
・パンツ(1、459円)
・アクセサリー(×4、計950円)
合計=4988円。
残り12円になるまでギリギリの勝負を挑んできたこのチーム。
とにかく小物で勝負してきた印象だ。
日暮里のファッションで渋谷のギャルを抱くことは出来るのだろうか…?という疑問を抱えつつ、戦いの地へ殴り込む!
・・・というわけで、日暮里で服の選定を終えたメンバーは審査(&忘年会)のため、大塚駅に移動。
次回、いよいよ最終回!
- -
- -
ONC開設2周年&春の顔見世企画 ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で) 第5回
- 2011.04.17 Sunday
- ダサ男ファッション改造計画(ただし日暮里で)
-------------------------------------------
日暮里でおしゃれ男子化することになった福田フクスケ。
ファッション界に日暮里のおしゃれは認められるのか?
福田フクスケはファッション誌ライターとしてやっていけるのか?
長い前置きもついに終結!
感動の最終回!
-------------------------------------------
大塚ニューコーポの象徴天皇(祭り上げられたボス)である、
福田フクスケのファッション改造計画in日暮里。
引っ張り続けたこの企画もやっと、ついに最終回を迎える。
●ファッション企画当日に着て来た福田フクスケの勝負服
これで勝負を売られた日には、壺でも買わされるのかと身構えてしまうに違いない。
だいたい、服の手入れもできない男が「勝負服」なんて千年早いのだ。
福田フクスケの身の回りのアイテムに関する残念さは、
この日に限ったことではない。
某月某日、大塚ニューコーポのメンバーが発見した、福田フクスケのコートのありさまを見て頂こう。
カビてる。
どうしようもなく、白カビ生えてる。
人より虫に好かれる男、子どもに愛されない虫キング、それが福田フクスケの現状だ。
ファッションにおいて「あり/なし」の領域を軽く凌駕するこの男の服装は、
この企画によってどのように変わったのか?
まずは、各チームのファッションを審査する審査員を見てみよう。
審査員もすべて大塚ニューコーポのメンバー。
ファッション企画参加を免れた精鋭達だ!
最近、仕事で行っていた中国から舞い戻って来たバイリンガルスーパーガール。
大塚ニューコーポきってのおしゃれガールはどんなジャッジを下すのか・・・!
次は2人目。
「最高のドヤ顔」を持ち、大塚ニューコーポのサイト制作を一手に担う裏のボス。
ちなみにこの日、中に着ている青いTシャツはなんだかえらいコンテストで貰ったもの。
最後に、3人目。
脱げよ!斉藤、脱げよ!とボーリング場で囃し立てたところ、
1も2もなく脱いでくれた斉藤けなげ。
「先生」と大塚ニューコーポメンバーから呼ばれることもままある彼女に
寄せる期待は大きい!
この3名が審査員となり、ファッションを揃えてきた3チームに
審査・採点の鉄槌を下すのだ…!
まずは、メンズノンノチームの採点結果から見てみよう。
とにかくアバンギャルドに攻める姿勢を要求されたメンズノンノチーム。
差し色にタイツの赤を持ってきたあたり、奮闘の後がうかがえる。
ちなみに、福田フクスケの下半身が既製品にことごとく合わず、
10分丈だったズボンを7分丈になるようハサミで切っていたところがポイントだ。
さすが大塚ニューコーポのファッションを背負って立つ、
おされガール&ボーイ。
ニポカジをそのまま受け入れるのではなく、
創り出すこだわりを見せてくれた!
・・・・・・まあ、95円オーバーしてるけど。
切った布の分を引けば・・・ということで目を瞑ろう。
そんなおしゃれファイター・メンズノンノチームの採点結果はこちら。
(採点の(1)、(2)、(3)は5段階評価)
総評としては、「いいファッションだと思うけど福田フクスケに似あわなくて残念」というところか。
次のチームを見てみよう。
「ビジネスシーンで活躍出来る服装」を求められていたゲイナーチームだが、
日暮里のあまりのポテンシャルの低さに匙を投げだし、急遽「休日ファッション」に方向転換。
ラフな重ね着ファッションで勝負を挑むことになった。
元のテーマがテーマだけに、攻めるに攻めれず、
守りに入った印象もあるコーディネイトだ。
それでは採点結果を見てみよう。
ぶなんだが使いやすそう、万人受けしそう、という面が評価され、
この時点でメンズノンノチームより43点リード!
一式着こんでいる福田のコメントが卑屈・かつ死んだような目をしているのが気にはなるが、
審査はまずまずの高評価だ。
優勝は最後の1チームの結果に託された…!
なんていうかすごい。
人の語彙を一気に減らす、「絶句」にしか辿りつかせない気迫が感じられる。
福田フクスケのコメントもいつになくに攻撃的だ。
最終チームの採点結果はこちら。
まさかの満点。
ぶっちぎりの優勝だ。
おめでとう!メンズエッグチーム!!
優勝にあたり、賞金や賞品などは一切ない!
・・・・・・
そして2011年3月31日、福田フクスケは勤めていた職場を後にした。
過去の福田たちよさようなら。
すべての福田に、さようなら。
二度と、生き返ることなかれ。
がんばれがんばれ福田フクスケ。
福田の冒険はまだはじまったばかりだ・・・・。
制作:アルミルコ
構成:福田フクスケ
バナー制作:たなか贋作
出演:大塚ニュコーポ 全メンバー
- -
- -