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デリカシーの機微が問われる現代社会のさまざまな局面に、ぼんやりと警鐘を鳴らす無神経なコラム。
アーカイブ: 2010/09
第05回「モンキフクダアゲハ」
- 2010.09.05 Sunday
- 福田の蜻蛉日記
福田の蜻蛉日記~すばらしきバグズライフ~
第05回「モンキフクダアゲハ」
【某月某日】
「アリの体のつなぎ目って、いくらなんでも細すぎない?」
でおなじみ、ご存じ“虫あるある”の福田です。
私、虫の分際でたいへん恐縮ですが、
ただいま仕事が非常にヤバい状況で、
しかもその原因がひゃっくぱあせんと私にあるので、
今日は手短に済ませていいですか?
「お行儀」というものについて考えるんですよ。
たとえば、名前というのはその人が持って生まれたものであって、
本人の意思でどうにもならないものをネタにしたりからかったりするのは、
決してお行儀のいいことじゃないでしょ。
それが他の国の言葉だったりしたら、
なおさら勝手におもしろがるのは失礼だぞと。
でも、『チョン・ダヨンのモムチャンダイエット』というタイトルに、
一瞬、心がざわっとしてしまう私を私は否定できないのです。
チョン・ダヨンといわれて、脳内にどうしても
「赤塚不二夫のキャラクター」的な顔を
思い浮かべてしまうのは紛れもない事実であって、
誤解を恐れずにあえてさらに言えば、
「ふざけてるのか」とも思ってしまうわけです。
でも、自己弁護じゃないけどさ、
「思ってしまう」こと自体に罪はないと思うのさ。
それはもう、小学生が世界地図に「エロマンガ島」を
見つけたらはしゃがずにいられないのと一緒ですよ。
「エロマンガ島」にはしゃぐことは、
「エロマンガ島(に住む人)」を馬鹿にすることと
イコールではないからね。
だから俺、チョン・ダヨンに関しては、
原語を日本語表記のまま出版しようと思った
日本人の編集者が「してやった」と思うよ。
チョン・ダヨンはチョン・ダヨンのまま
チョン・ダヨンって言って売ったほうが、
日本人の耳に残るぞっていう確信犯ですよ。
かといって、そのやり方を
「お行儀が悪い」とは言いきってしまえないところが、
「お行儀」の難しいところなのよね。
さーて、話がひと段落したところで、
今夜も昆虫界の宿敵・フマ●ラーに
「カミキリの羽」(カミソリの刃ではなく)を
送りつける威力業務妨害に勤しむとするか。
じゃ。
第05回「モンキフクダアゲハ」
【某月某日】
「アリの体のつなぎ目って、いくらなんでも細すぎない?」
でおなじみ、ご存じ“虫あるある”の福田です。
私、虫の分際でたいへん恐縮ですが、
ただいま仕事が非常にヤバい状況で、
しかもその原因がひゃっくぱあせんと私にあるので、
今日は手短に済ませていいですか?
「お行儀」というものについて考えるんですよ。
たとえば、名前というのはその人が持って生まれたものであって、
本人の意思でどうにもならないものをネタにしたりからかったりするのは、
決してお行儀のいいことじゃないでしょ。
それが他の国の言葉だったりしたら、
なおさら勝手におもしろがるのは失礼だぞと。
でも、『チョン・ダヨンのモムチャンダイエット』というタイトルに、
一瞬、心がざわっとしてしまう私を私は否定できないのです。
チョン・ダヨンといわれて、脳内にどうしても
「赤塚不二夫のキャラクター」的な顔を
思い浮かべてしまうのは紛れもない事実であって、
誤解を恐れずにあえてさらに言えば、
「ふざけてるのか」とも思ってしまうわけです。
でも、自己弁護じゃないけどさ、
「思ってしまう」こと自体に罪はないと思うのさ。
それはもう、小学生が世界地図に「エロマンガ島」を
見つけたらはしゃがずにいられないのと一緒ですよ。
「エロマンガ島」にはしゃぐことは、
「エロマンガ島(に住む人)」を馬鹿にすることと
イコールではないからね。
だから俺、チョン・ダヨンに関しては、
原語を日本語表記のまま出版しようと思った
日本人の編集者が「してやった」と思うよ。
チョン・ダヨンはチョン・ダヨンのまま
チョン・ダヨンって言って売ったほうが、
日本人の耳に残るぞっていう確信犯ですよ。
かといって、そのやり方を
「お行儀が悪い」とは言いきってしまえないところが、
「お行儀」の難しいところなのよね。
さーて、話がひと段落したところで、
今夜も昆虫界の宿敵・フマ●ラーに
「カミキリの羽」(カミソリの刃ではなく)を
送りつける威力業務妨害に勤しむとするか。
じゃ。
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