TextTop > BlogTop > 福田は今日も追いつかない > 【2012/06/24(日)~06/30(土)】

デリカシーの機微が問われる現代社会のさまざまな局面に、ぼんやりと警鐘を鳴らす無神経なコラム。

【2012/06/24(日)~06/30(土)】



【6月24日(日)】
クラウドファンディング「CAMPFIRE」で1月23日にサクセスした
ぎたろー君(@gitaro108)のデブポーズ集プロジェクト。

日本一踊れるデブ・ぎたろー君のポーズ集を作って全国のデブに夢と希望を与えたい!!


もたもたしているうちに準備に5ヶ月かかってしまったが、
本日ついに待望の撮影初日!

…の、はずだった。

はずだったんだけどね!

プロのカメラマンに日程を押さえてもらい、
ロケ地である湘南まで車を出して行ったにもかかわらず、
まさかの悪天候により撮影延期の憂き目に……。

結局、丸一日かけてロケハンするという贅沢な1日になってしまった。


ロケハンしてみて改めて見直すべきことなどもわかったので、
「いい準備になってよかったね」という前向きな捉え方もできるっちゃあできるが、
それはやはりすき焼きをビーフストロガノフに作り変えるくらい強引な解釈であって、
たとえばポジティブで知られるベッキーに「これどうよ?」と聞いてみても、
おそらくは沈痛な面持ちで「…出鼻をくじかれたね」と返すしかないんじゃないかと思う。

そしてなによりもよくないのは、

「天気のことは仕方ないよ、誰も悪くないもんね」

…とは、もはや誰も思ってくれないほどに、
私の雨男っぷりが周知のことになっているという事実だ。

そう、俺がやる気を出したり、
俺が主導で何かをやろうとすると、
降ってほしくない日に必ず雨が降る。

ここ最近の「福田がしゃしゃれば雨が降る」確率たるや、
東原亜希のデスブログ並みの的中率ではないだろうか。

正直ここまでくると、自分の雨乞い能力が
自分でも笑えないレベルになってきた。

最近、日本にゲリラ豪雨が多くなっているのは、
福田がいつどこへ行っても、その周囲だけに
ピンポイントで効率よく雨を降らせる、そのために
天気の神様が新しく作り上げたシステムなんじゃないかとすら思う。

とにかく、カメラマンさんをして
「僕がロケの日はたいてい晴れるんですけどね」と
言わしめた今日の曇天っぷりを、俺は一生忘れないでしょうね!

満足なギャランティもお支払いできないのに、
いい写真を撮るために「再撮影でもいいですよ」と
言ってくださったカメラマンの方には、頭が上がりません!


【6月25日(月)】
アパレルブランド「SEVENDAYS=SUNDAY」のフリーペーパーと
webサイトに、大塚ニューコーポ名義で記事の連載が決定したよ!

うわついた休日入門


現在掲載中の第1回の時点では、「とりあえず1回作ってくれ」という
プロトタイプ的な発注だったんだけど、
次回からはタイトルに「大塚ニューコーポの」という冠も付きます。

まあ、自分の仕事を無理やり大塚ニューコーポ名義に
してもらっただけっちゃあ、そうなんだけど。

とはいえ、今回写真を撮ってくれたのはMST(@MST)だし、
俺やたなか贋作(@gansaku_onc)がモデルとして写り込んだりしているので
(大塚ニューコーポ関係ない人も写っていますが・笑)、
今後も写真や絵素材でメンバーに協力を頼めるときはお願いして、
「大塚ニューコーポ」感を出していけたらと思っております。

思っておりますよー!(主にメンバーに向けてアピール)


あと、これも宣伝だけど、こんなんリリースされました。

絵本アプリ『世界名犬劇場 ジャックと豆の木』

有名童話の主役を犬で描いたかわいい絵本アプリ。
昨年12月にリリースした第1弾『シンデレラ』に続く第2弾でして、
本文に「からだを使った慣用句」がちりばめられているという趣向になってます。

読み聞かせの声は、今回も『耳をすませば』『ふたりはプリキュア』で
おなじみの本名陽子(@honnayoko)さん!

見どころはジャックが「やなやつ、やなやつ!」と
言いながら豆の木を降りてくるシーンです。
ええ、ウソです。


そして、今夜は『非公認戦隊アキバレンジャー』の第12話。

27日に放送される最終回は総集編とのことなので、
実質今回が本編の最終回だったわけだが、これ、かなりおもしろかった。

東映みずからがスーパー戦隊シリーズのセルフパロディを
全力で作るというメタな構造が秀逸だったこの番組。

第10話でこれまでの設定を覆すような新展開が次々と持ちこまれたかと思いきや、
第11話で、それが番組制作者の「テコ入れ策」だと
主人公が気付くというメタフィクショナルな展開へ。
自分たちの生きる世界が「番組」だということを知った登場人物たちは、
次々と「最終回フラグ」を立てて番組を終わらせようとする原作者こそが
最大の敵だった、と悟る衝撃の結末に着地。

ラストは、ヒーローと敵幹部がともに「オワリ」というエンドマークの
出現を阻止しようと戦う、というシュールな大団円を迎えた。

メタフィクションも当事者がやりすぎると楽屋オチになる、という
あっけらかんとした事実を突き付けた問題作であり、そのせいか
私が知る限りカルチャー評論の世界からは軒並み無視されているんだけど、
これってアニメとか、80~90年代の小劇場演劇とかでさんざん
やり尽くされてきたでしょってことなんだろうか。

特撮ヒーローでこれをやったってのは、なかなかおもしろいと思ったのだけど。


【6月26日(火)】
「GETFIRE」本番前日ということで、最後の稽古。

だったのだが、今日は出演者の3人に対して、
煮え切らないというか、ちょっと失礼な態度をとってしまった。

3人が音源や映像についていろいろとアイディアを出してくれたのだが、
音源・映像ともに、このときすでに編集を終えてしまっており、
しかもその担当が私でなくて平日勤めの他のメンバーだったこともあって、
つい「あとはまあ時間次第だけどね!」みたいな言い方をしてしまったのだ。

基本的に俺は、ステージパフォーマンスの準備は
ギリギリでバタバタになるもんだと思ってるし、
いい方法やアイディアがあればどんなに本番直前でも
対応するべきだと思っているので、
ましてや今回の主役は彼らなのだから、その意見や要望には
「うん、わかったーオッケー♪」と、ローラのような
2つ返事で引き受ける気まんまんだったわけだが、

かねてより、平日は社畜状態のメンバーが多いONCで、
「直前に発注変更をするとみんなからいい顔をされない」
という記憶がトラウマのように心をむしばんでいた私は、
そこで目の前にいた音源・映像担当者の2人の顔色を気にしてしまって、
気前よくローラになれなかったのである。

「今回の演出家は俺だ!」という確信とプライドがあれば、
その権限で「うん、対応しましょう!」ときっぱり言って、
2人には後でフォローすれば済む話だったんだけど、

今回は、誰がこの話を引き受け、誰が責任を持っており、
誰に何の権限があるのかもはっきりしないまま、
ただなんとなく俺が脚本を書いて演出っぽいアドバイスを
出したりしている、というすごくあいまいな状態だったので、

俺が不用意に決定権を発揮すると、
「なんでそれをお前が決めるんだよ」
みたいなムードが漂うし漂いそうでイヤだな、という
暗黙の不安と不信があって、及び腰になるあまり
すごく不遜な物言いになってしまったのよ。


俺は「作るものがおもしろいからついていく」
という信用のみでみんなと繋がっていたいので、
信用されてないのに半笑いで「代表だから」と言われて
負担や責任だけ回ってくるのが一番イヤで、
だから最近は「代表」ではなくあえて
「フロントマン」と名乗るようにしているんだけど、

そんなこんなもあって、今回はこのステージに対して
「誰からの信用も依頼も引き受けた覚えはないし、
やる人がいないからたまたま脚本を書いて、稽古に立ち会っているだけ」
と、心のどこかで意地というか逃げというか、
そういう気持ちになってしまっていたんじゃないか。

でもそれはあくまで、俺の心の問題だったり、
大塚ニューコーポの構造上の問題だと思うので、
出演者の3人にはまったく関係のない問題のせいで、
すごくやりにくい思いをさせてしまったのではないかな、と
申し訳なく思っています。

でも、本番は後で書くように大成功で楽しかったし、
イベントに参加できたことはすごくよかったと思ってますよ!


今期最高傑作は間違いないドラマ『リーガルハイ』もいよいよ最終回。
第10話の公害訴訟であからさまに原発問題を描き、
物語が一気に外部に開かれるのかと思っていたら、
最終回は後日談的に意外と落ち着いて終わってしまった印象。

このドラマで繰り返し語られてきたのは、
「正義や真実は、それを判断する人の心の中にしかない」
ということだと思うんだけど、この震災後の重要なテーマを、
あくまでコメディタッチで、あくまで軽妙に、
あくまでエンターテインメントに徹して描き切ったことに大拍手。

古美門と三木が敵対する因縁の理由も、
さんざん引っ張った挙句、すばらしすぎるオチ!

「マクガフィン(登場人物の行動の動機づけ)は、
入れ替え可能でなんでもよく、それ自体は重要ではない」
というヒッチコックの作劇術を見事に踏襲しているし、
これは、「物語の動機づけには必ずトラウマが必要」という
90年代的なドラマトゥルギーへの秀逸な批評にもなっているのかも。

とにかく「痛快」という言葉がぴったりのドラマでした。
脚本の古沢良太は、遅ればせながら『鈴木先生』で初めて注目し始めたんだけど
(神田マリが鈴木先生を怨む理由を、第1話の冒頭とリンクさせた
ドラマオリジナルの最終回ラストには鳥肌が立った)、
ドラマを脚本家で選びたくなる久々の存在だと思う。


【6月27日(水)】
昼、仕事の打ち合わせのため、担当のSDJさん
(twitterアカ晒していいのかわからないので念のため自粛)と一緒に食事。

彼女は、ONCメンバーのアルミルコ(@arumiruko)の
同僚という縁もあって、何かと仕事のお話をいただいたり、
リリースに私の名前をクレジットしていただいたりと、
いろいろよくしてもらっているのですが、それについて今日、

「福田くんのために動いても、こっちは一文の得にもならないのにね」

という名言を笑顔でいただく。

仮にも仕事してるのに、「一文にもならない」と言われてしまった私の人徳やいかに!
…いや、使っていただけるだけでありがたいです!


そして、こちらも私を評価してくれる数少ない貴重な媒体
「AM」の期間限定連載が更新されました。

第3回:『セカンドバージン』と『きみはペット』~年下男性を愛でる女の気持ちは?~

実は私、テレビドラマ隆盛の時期にほとんど恋愛ドラマに興味がなかったので
(『王様のレストラン』とか『沙粧妙子』とかばっかり見てた)、
毎回このコラムを書くために恋愛ドラマの具体的な作品について調べ直すのが地味に大変で、
正直ギャラには全然見合ってない仕事なんですけど(こういうこと書いちゃダメなのか)、

そのうちこういうカルチャー関係のレビューを書いてお金が稼げる立場になりたい、
という前哨戦になればという一心で、楽しく一生懸命書いているので、
私にとっては少しでも人目に触れて評判になることが最大のご褒美です。

みなさん、拡散や「いいね!」を何卒よろしくお願いいたします
(臆面もなく土下座したうえ、床にこぼれたワインをべろべろなめながら)。


そんなこんなで、今夜はとうとう「GETFIRE」のイベント当日。

出番前に士気を高める2人と1匹
ぎたろー君のtwitter(@gitaro108)より
出番前に士気を高める2人と1匹(ブッチー武者風)。



CAMPFIREgetstageの開設一周年イベントということで、
客層もそれぞれの創設者である家入一真さん(@hbkr)、四角大輔さん(@4dsk)を
目当てにしたWEB&ソーシャル関係の客層がほとんどかな、と思いきや、
出演するアーティストのファンの方もかなり多く、
会場は予想以上にロックでハイパーな雰囲気。

「コンドルズ? なにそれ? 飛べんの?」みたいな
ムード漂う厳戒なアウェー体制が布かれるなか、
しっかりお客さんを沸かせていたぎたろー君(@gitaro108)、
拓朗さん(@chairoiPURiN)、有吾さん(@shogakuka)の
パフォーマンス力&ダンス力には、ただただ感動!

3人とも、場を自分のものにする力に長けていて、
当たり前だけどプロだなあと感服した。
四角さんにもすごくおもしろがっていただけたみたいだし。

踊れるデブをアピール
踊れるデブをアピール!

持ち時間20分のうち踊ったのは5分くらいというのはここだけの話
持ち時間20分のうち、踊ったのは正味5分くらいというのはここだけの話。

写真はCAMPFIREスタッフブログの記事
【イベント】皆さまのおかげでGETFIRE大盛況&大成功!)より。



こちらがライブ&イベント慣れしてなくて申し訳ない局面も多々あったし、
本番後の軽い打ち上げでも、ぎたろー君からダメ出しをもらって
今回のやり方についてはいろいろと反省したのだけど、
あのステージでの3人の輝きを見てしまうと、
やっぱりまた何かやりたいなあ、と思ったりするわけで。

リアルイベントはしんどいけど、いいよね。

3人ともありがとう!
音響や映像、撮影で陣頭を執ってくれたONCメンバーもお疲れさまでした。

出番を終えてドヤ顔の2人と1匹
有吾さんのtwitter(@shogakuka)より
出番を終えてドヤ顔の2人と1匹(汗だく)。



そういえばこの日、出場アーティストの一組だったtetra+(@tetra_plus)というバンドの
ドラムの方に間違えられて、3、4人のファンから声をかけられたのだった。

女の子の1人は、「私、ファンなのに…」と間違えたことにショックを受けていて、
「俺、福田でごめん…」とすごく申し訳ない気持ちになったよ(笑)。

で、その後、私に似ているという当の神林祥太さん(@kanbashota
ご本人にもお会いしたら、確かに帽子、眼鏡、背格好が同じ…!
記念撮影お願いすればよかった!

こんなにも誰かに間違えられるという経験は初めてだったのでおもしろかったんだけど、
ひょっとしてライブハウスって暗いから、こういうゲレンデ効果みたいなことが起きるのでは…!?

よし、俺がナンパするならtetra+のライブ会場しかない!と思っていたら、
なんと9月で解散してしまうのだとか。

演奏はメロウでエモいし、ボーカルの女性の歌声も好きだったのに、残念。

あと、tetra+のスタッフとしてきていた森夏南波さん(@kanaha_mori)という方にも
「どこかで会いませんでしたっけ?」と逆ナンパのような声のかけられ方をしたんだけど、
俺、その界隈では"見かけがち"なビジュアルなんだろうか。

彼女も普段はステージに立って歌うアーティストだということで、
とてもかわいらしい子だったので、逆ナンパでも何の問題もなかったのだが、
夏南波さんもtetra+の方々も、みんな20歳くらいだと知っておじさんは愕然としたよ!

そんなに若いのに、あんなにファンを集めてるのか……。

なんかわからんが敗北感に打ちひしがれて、会場を後にした私なのであった。


tetra+さんのウェブサイト

森夏南波さんのブログ


【6月28日(木)】
スマホ向け放送局「ワロップ」のレギュラー番組
「大塚ニューコーポのパヤッパヤ革命」の第13回目。

今回は、某社でBL電子書籍の担当をしている常盤さんをゲストに迎え、
非オタ&リア充男性である彼が、なぜボーイズラブに
ハマッたのかを伺うという非常にディープな内容。

しかも、今回はすでに番組に2回出演経験があるリアルゲイの
蔵人さん(@kurando)が、3度目の番組飛び入り出演。
いや、飛び入りっつうか、俺が呼んだんだけどさ。

だって興味あるじゃないすか、BLの話に対して
リアルBL界の住人である蔵人さんがどんな反応を示すのか。

そしたら、彼がフツーにBLにドハマリしている
腐男子でもあったことが判明して、拍子抜けというか意外というか、
まあそれはそれでやっぱりおもしろかったわけですが。


ワロップの夕方の番組のコメンテーターとして、
プロデューサーの検討材料にちょっとだけ入れられている蔵人。

このまま『5時に夢中!』におけるマツコ・デラックス枠をねらっちゃえ!


【6月29日(金)】
私の大好きなダンサー・康本雅子さん(公式サイト)の
単独公演『絶交わる子、ポンッ』を見に三軒茶屋のシアタートラムへ。

ウェブのイベント情報記事で紹介したご縁で、招待していただきました。

康本さんを初めて見たのは、2002年の松尾スズキさん(@matsuosuzuki
作・演出による『業音』という凄まじい舞台だった。
抽象的な舞台装置の中で、彼女はときに椅子になったり、
ときに黒子になったりしながら作品の中で不思議な役割を果たしており、
そのしなやかなたたずまいが妙に心に残ったのである。

その後、『吾妻橋ダンスクロッシング』
彼女単独のダンスを見て、一発で好きになった。
モデルのような体型と、美人なのに男に媚びるところがなく、
ボーイッシュで薄幸そうな顔立ちが俺好みだった、というのもあるが、

めちゃくちゃ高いダンススキルを持っているのに、
その技術を「美」や「魅」ではなく、「変」とか「奇」みたいな
方向に惜しげもなく使ってしまう持ち腐れ感。
どこまで本気なのかわからない、その人を食ったような感じが、
たまらなく魅力的だったのだ。

自分の体が持つエロスに対して、本人がまったく無自覚・無関心で、
どんな艶やかな動きをしても不思議とエロく見えないのもおもしろかった。

康本雅子さんのダンス動画。
「茶番ですよ」前田邸77周年記念バージョン


ところが、今回の4年ぶりとなる単独公演では、まったく趣きが違っていた。
持ち前のコミカルさはそのままに、セックスや妊娠、出産を明確なテーマにしていて、
生々しい性や狂気、切実さと向き合うようなむき出しの表現が増えていた。

すんごく無粋なこと言うけど、明らかに妻になり母になった
康本さんでなければ作れなかった作品だな、という印象。

「違う」「違った」「どうして私じゃだめなの?」を連呼する
ディスコミュニケーションを題材にした動きは、見ていてひりひりした。

惜しむらくは、途中、震災&原発事故以後に母になることに対する
不安・困難を、かなり直接的にマイクパフォーマンスで表していたのだけど、
厳しいことを言えば、そこもダンスで表現してほしかったかな、と。

でも、終盤に展開された群舞のカタルシスはこれまでで一番だったと思うし、
「いつかストロングチンコになって、ストロングマンコに出会うんだよ! ポンっ」
というラストの叫びは、いつも通りなんだかよくわからなくて、痛快でした。

康本さんのダンス動画もういっちょ。
ブッタもんだすって 臍バージョン


会場に米光一成さん(@yonemitsu)がいらしたので、ご挨拶をしようと近付いたら、
なんだかすごく挙動不審な感じで声をかけてしまい、
お互い「あ、や、どーも」みたいな不穏な感じに(笑)。
すみません!もう少し爽やかに声をかけられるようになりたいっす。


【6月30日(土)】
高校時代の同級生や後輩を含めた数名での飲み会に
誘われていたので、久しぶりに地元に帰り、藤沢へ。

気弱で頼りないキャラだった後輩が、いまや医者だものなあ。
何かあったら彼に進んで命を預けるわけですから。
頼もしいなあ。

徹夜の飲み会明けで顔を出したNさんが、
当初からかなり辛そうだったのだが、いきなり
「私、30分くらい寝てきます!」と高らかに宣言するや
本当にトイレに消えて戻ってこなくなった。

俺もかつて、どうしても眠いときに職場のトイレの個室で
10分くらい寝に行くことがよくあったので、気持ちは非常にわかるのだが、
そこまでして今日のこの飲み会に来ようと思った心意気が…すげえよ。
無理しなくていいよ。

案の定、やはり体調がしんどいということで、彼女は途中で帰ることに。
時代で言ったら「幕末」みたいな、疾風感ただよう駆け抜け方だ…お大事に!

神々しい光が射しているため顔が見えない医者
残念ながら写真はNさん帰ってしまった後。神々しい光が射しているため顔が見えない医者のゴッドハンド感がはんぱない。

そして飲み会の中盤、参加者のほとんどが都内在住であることが明らかになり、
メンバー全員の頭上に「次は都内でやれよ!」という文字がゴシック体で浮かぶ。

でも、いい飲み会でした。

都内に戻るのはしんどいので、今日はもとから
実家に帰る算段で連絡をしていた俺。

実家で見る『ゴッドタン』のジェッタシーSPはまた格別。
かっこよくアレンジされただけなのに死ぬほど笑えるって、
いったいぜんたいどういうことなんだ、ジェッタシーは。
ひょっとして、2011~2012年最大の奇跡の発明なんじゃないか、ジェッタシー。

そして、実家名物・ゴキブリは、もはや当たり前のように
我が物顔で深夜のキッチンをうろついていた。

ゴキブリからも、「コソコソしとこう」みたいな遠慮がまったく感じられない。
「え、ここ公道ですよね?」みたいな、なんなら
「この時間は歩行者天国って書いてありますよね?」みたいな感じで、
堂々と、悠々と散歩している。

加山雄三かゴキブリか、というほどのゆうゆう散歩っぷりだ。

ゴキブリの活動が活発になる夜間には、親はすでに寝ているため、
生活時間がバッティングせずにうまく共存共栄できてしまっているのだ。
しちゃダメだろ、共栄は。

実家の未来を憂いつつ、実は今週締切でまだ書けてない
原稿が1本あることにも気付き始めている俺なのであった。

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