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コンテンツ制作の裏側、各自の思惑による勝手なコンテンツ推薦etc・・。
ONCスタッフが不定期で綴ります。

アーカイブ: 2009/01/30

収録快調?ネットラジオ

(文責:福田フクスケ)

「制作日誌」では、絶賛更新中のレギュラーコンテンツや、
今まさに制作中の単発コンテンツの裏話を、リアルタイムでお届けします。

MSTの「俺、ラジオやりたい」という執拗なリクエストに
根負けしてはじまったONCのネットラジオ。その名も、
『MSTとフクスケの お金をあげるから付き合ってください。』

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△収録風景はこんな感じです。あらためて部屋が汚い

相手役のパーソナリティーが、あれよあれよといつの間にか
私に決まっていたことも腑に落ちないのですが(笑)、
そもそもね、ONCメンバーの中でも決してトークが立つわけではない
このふたりがパーソナリティーに担ぎ上げられている時点で、
何者かのやさしくない思惑が暗躍していると思わざるを得ないよね。

「吊るし上げ」や「道化役」「かませ犬」という言葉が
脳裏をよぎって仕方がない今日この頃。
みなさんいかがお過ごしですか。

しかしね、どうせ醜態をさらすのなら…と、
私、このラジオに関してはひとつ大きく割り切ることにしました。
すなわち、


1.事前の打ち合わせは、当日の収録直前のみ。
2.収録で話す内容は、すべてアドリブで仕込みなし。


この際、徹底して生でリアルな「取って出し感」を大事にしようじゃないかと思うのです。
「無為無策こそ最大の弄策」と、かの孔明も言っております。言っておりません。

果たして、1月18日に行なわれた記念すべき第1回の収録は…
はっきり言ってグダグダでありました。

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△「え、グダグダ!?そんなわけないじゃん!」と意に介さないMST

ふたりの息の合わないこと合わないこと!
トークのテーマはすぐ見失うわ、
一方がボケたらもう一方は流すわ、
もうね、お前ら敵か!というほどのつぶしあいですわ。
反省材料、多すぎ。この材料を組み立てたら、パーツが余ること確実です。

とはいえ、人間は成長する生き物です。

オープン直前の修羅場に揺れる24日、
第2回&第3回の収録が行なわれたのですが
(あ、隠す気もないので言っておきますが、これ、録りだめしてます)、
このわずか2回分の収録の間に、
ふたりのDJとしての能力は格段に上がりました。

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△見よ、この貫禄の笑みを!だってほらジュースを飲む余裕がありますもの

いや、このラジオはね、ふたりの人間がラジオパーソナリティーとして
成長していく過程をリアルタイムで追った大河ドラマですよ。
みなさん、ぜひとも孫のめまぐるしい成長を見守るおじいちゃんのような気持ちで、
柱にキズで目印をつけながら聞いていただけると幸いです。

そして、正直、ラジオやるのは楽しいです。
こんななら、喜んで吊るし上げられますよ私は。
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あの勇者は今

(文責:福田フクスケ)

さて、今週はオープン記念週間ということで、
コンテンツ紹介も兼ねてスターティングコンテンツの
制作後記を書いていこうと思います。

今日は、【AUDIO】のコント企画『あの勇者は今』をご紹介。

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△どうか怒られませんように…☆(BGM:星に願いを)

このコンテンツも、昨年6月にオープンしていた、このサイトの前身となる
サイトでアップするために、収録自体はだいぶ以前に行なわれていたものだ。
手元に記録が残されていないため、正確な収録日が特定できないのだが、
制作方法が変わっていたことだけは覚えている。

このオーディオコントは、事前に誰かが頭の中で台本を書き上げたわけではない。
会話の内容のほとんどは、ある日、メンバーの肉布団と私が、
ふざけて即興でやりとりした掛け合いが基になっているのだ。
その際に出てきたネタの順番と構成を、収録の直前に肉布団がスクリプトに起こし、
細かいリアクションなどは何回か収録するうちに固めていった。

一度通しでやると10分弱かかるこのコントを、
確か合計で4回は収録し直したように記憶しているが、
録るたびにかなりの緊張感で、しかしそこにまた、
台本通りでありながらライブ感覚の揺らぎが生まれる
スリルがあり、収録はなかなかに楽しかった。

問題点は、1本の時間がいささか長すぎるということであって、
正直、ネット向けのコンテンツではないのですね、これは。

「かつての勇者なのに、今は全然うまくいってない中年」
「インタビュアーの反応が、ちょいちょい勇者をナメている」
といった関係性の妙がこのコントの肝なので、そのおもしろささえツボにはまれば、
私なんかは、このふたりのダラダラした会話をあと倍の長さ聞いていられるんだが、
「1分で笑える!」レッドカーペット世代のネットユーザーに、
さすがにそれはキツいだろうな…とやや反省している。
単純に、ダウンロードする重さの問題もあるし。

で、そんなときに、たなか贋作氏が見事に読み上げている
冒頭のプロレスのアオリVTR風のナレーションが、
少しでも本編の中だるみを緩和するのに機能していてくれればいいなあ、と思うわけで(笑)。

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△華奢なボディからは想像もつかないハイテンションボイス

WEB班の諸葛孔明ことEGの知人かもっちが作ってくれた、
「明らかにドラ●ンクエスト」であることがわかる絶妙なテーマ曲も含め、
このオープニングの2分のクオリティだけがかなり高いことになっているが、
このおかげで、全体としてかなりポップなコントにパッケージできたんじゃないか!?

このように、小器用な人の能力が集まると、
やっぱり小器用であることには変わりはないが、
複数の人の異なる能力がカチッとはまったときは、
一人で作るときよりも格段におもしろいものができると思う。

「即興の積み重ね→台本にまとめる→演技を固める」という手法も含め、
このコントで編み出したノウハウは、これからも大事にしたい。

…個人的にお気に入りのコントなので、解説も長くなってしまいました。
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