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いろいろなおとなのおもちゃを手作りして、できあがったゴミをネットオークションに出品。夜のDIY精神で世界に平和を、僕に収入をもたらすべく奔走する、エコ&エロなチャレンジの記録。

2/珍華鏡

Cp.2…オナホールの巻(1/4)

「こんにちは」


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我らがONC主宰・福田フクスケ氏からの着電。
僕はたじろいだ。

最初の話と違う、売れないんじゃあこのブログを続ける意味なんて、

そう言われて、この企画の中止、ひいてはONCからの追放、なんてことに…。

2a-01.jpg「いや、ひどかったね、最初とはいえ、あの出来栄え」

きた。
批判、非難、誹謗中傷、暴行、凌辱。これから起こりうる、あらゆる不幸の可能性に僕は身震いする。
が、

2a-01.jpg「でも、それが逆によかったんじゃないかな。贋作先生、じゃあ早速、次の玩具なんだけどね」

あれ?
怒られない?

2a-01.jpg「怒らないよー(笑)。これぞ贋作先生の真骨頂じゃないですか!」

あ、いま、俺、罵られた。ま、当たってるんですが、ね。

2a-01.jpg「ところで先生、僕の異名を知ってますよね」

ええもちろんですとも、サゲチンの象徴天皇陛下。

2a-01.jpg「そう。そうなんです。最近ねー、いや、ずっと、か。とにかく、サゲてるんですよ、実際、僕」



2a-01.jpg「だから、アゲてほしいんです。贋作先生の玩具で」

つまり…、その…それは…え?

2a-01.jpg「あるじゃないですか、そういう、アゲる玩具。次はそういうの作って、僕をアゲてほしいんです。僕だけじゃない、世界中のサゲてる男たちに夢、見させてほしいんです」



2a-01.jpg「わりますよね?じゃ、そういうことで、期待してます」

ブツ
………ツー、ツー

『サゲ』てるモノを『アゲ』る玩具…。そうか。僕は膝を叩いた。













オナホール。


フクスケ氏の期待に応えるべく、僕は再び立ち上がった。立って、上がった。彼の『サゲチンの象徴天皇』なる汚名を返上すべく、『サゲ』ている『チン』を『アゲ』てやるのだ。僕の『サゲ』ていた創作意欲も、にわかに『アゲ』てきたぞ。

………

『チン』を『アゲ』る


大事な言葉なので、2回繰り返してみよう。





チンチンアゲアゲ。




いいぜ、フクスケ。
チンチンアゲアゲの、夢みたいなオナホール。
夢、見せてやるぜ。




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※このエントリーはフクスケ氏の了解を得ていません。全然得ていません。
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Cp.2…オナホールの巻(2/4)

いいぜ、作ってやるぜ。俺なりの夢のオナホールってやつをさ。





…なんてイキッてみたものの、さっぱり思いつきませんよ。だって、「夢」と「オナホール」て、ある種対局に位置する概念だと思うんです。
考えてもごらんなさいよ。オナホールってのは、女体に触れられない男が恋しいあのコを想って、夜な夜な握りしめては上下、あるいは前後に振り動かす道具。叶わぬ夢に傷つく心と、それとは対照的にアゲアゲになるアレやらソレやら。そんなんを上下、あるいは左右にコスり倒して慰める、悲しい現実なわけですよ。夢の代替物なんですよ。



夢の代替物それ自体に夢を見出すには。



その答えは、意外なところに潜んでいた。



連日連夜、頭の上に重苦しくのしかかる『夢とは、そしてオナホールとは』という問いかけに苦悶しつつ、僕はあてもなくインターネットの大密林を徘徊していた。

おま××、女体、花開く、穴、興奮、きらびやか、宇宙…

迷走を続けるうち、検索ワードもいつの間にかひどく抽象的なものに変わっていく。当然、時間とともに検索でヒットするものはアダルトグッズから遠ざかっていく。
そのときだ。僕の目はある商品に釘付けになってしまう。




キタぜコレ。
独りぼっちの部屋の中、僕は思わず小躍りした。
アゲきったテンションに任せ、僕はコイツを迷わず購入。この時点で、作品の青写真はだいたい固まっていた。ムックムクに湧き出すアイデアと創作意欲。イッちゃうんじゃねーの、コレ。



そして数日後…




密林から届いた小包をくぱぁっと開封。







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現れたのは『大人の科学/投影式万華鏡』そしてオナホールの定番『つぼみちゃん』。
本来夢の代わりでしかないオナホールと、夢みたいに美しい光を放つ機械。
この2つが、もしもひとつになったなら。
本来イカ的な臭いのするゲルを吐き出させる道具から、七色に輝く映像が飛び出る。

これでキマリじゃね?

というわけでたなか贋作の『悲しき玩具』第2弾は、散々悩んだ末に、オナホールと万華鏡を融合させたキラキラの夢いっぱいアイテムに決定した! さあ、やったるぞーう!!




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勢い余って即組み立ててみたり。





※おわかりのこととは思いますが、この企画、完全に『まん』的な名前ありきで思いつきました。
おかげで数日後、僕は大いに後悔することになったり、原稿を落としたりすることになったのですが、それはまた、別の、話。






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Cp.2…オナホールの巻(3/4)

さてさて、万華鏡は完成した。




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先端からは極彩色のレーザービームを放つ、大砲のように雄々しく延びた縦筒。ぐりぐりと回転する、きらびやかな横筒。
縦筒の根元からスビャッと放たれた光線が、ぐりぐり回転する横筒を透過して、えも言われぬイルミネーションを映し出す。この投影式万華鏡のフォルムとシステム、幾分かのいやらしさを感じないだろうか。感じているだろう?
まだまだ、ここからが本番ですよ、ダンナ。



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万華鏡の他に用意したのはこちら。
・円盤×2(木製)
・軟鉄の棒(1.5m)
・ビーズ
そして、この万華鏡を夢のオナホールに変えてくれるのは






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つぼみちゃん!
ああん、つぼみちゃん!
もうこのままで夢の穴。使いたい、そのままのつぼみちゃんをガッシガシに上下させたい!
でも、コレにアレがくっついて、ナニがドババッと出てくるの。そんな風に考えたら、拙者のヘソ下に巣食う荒ぶる虎、虎が…おぉあ!?



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10分後




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…………はい。続き続き。







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まずは木製の円盤の縁に千枚通しで穴をあける。で、これを2枚用意するのだが、完全に同じ所に穴をあけていくのが肝要。簡単に2枚重ねて上からゴリゴリ穴をあけてやればいいのだ。なんかやらしい。穴、な時点ですでに。
それはさておき、この2枚の円盤を、接着剤で万華鏡のキラキラ筒の両端にコンバインさせる。



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このとき大切なのは、2枚の円盤にあけた穴が水平の位置にあるように接着すること。



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鉄棒を使って説明すると、こうなる。
右手が塞がった状態でも、横筒を回さなきゃキレイな万華鏡は見れないからなあ、グフフ。

何を言ってるのかって、そんなの完成品を見りゃパツイチでわかるってもんですよ。

ともかく、次の作業に移ろう。
用意していた軟鉄棒を適当な長さにカットして、成形。


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それを万華鏡本体にくくりつける。するとどうだろう









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にわかにモノモノしさがアップした『大人の科学』謹製投影式万華鏡。しかし同時に、オナホールからはどんどん遠ざかっていくような気がする…。ていうか、つぼみちゃんはどこにいったんだ。





と、思うかい?
本番はここからだぜ、ハニー。
この万華鏡砲台とつぼみちゃんが、意外な形でマリアージュを果たすんだぜ。


じゃ、あたらしいつぼみちゃんを買いにいってきます。



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Cp.2…オナホールの巻(4/4)

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万華鏡は光の発射台。
原動力は俺たち男の前後運動。男が男を慰める時の、そう、アノ動きだ。

と、いうわけで。
さっそく、この…万華鏡型オナホール?オナホール型万華鏡?
まあ、とにかくコイツを完成へ導こうじゃないか。




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さあ、取り出したるは魅惑のラバー女性器・つぼみちゃん(二代目)。
いやさ、ここはもう敬意をムリッと込めてつぼみさんと呼ぼうじゃないか。

こちらのつぼみさんと万華鏡を繋ぐのは、1本の軟鉄棒。
こいつをまずは鉄棒をコの字形に折り曲げる。中程の辺の長さは万華鏡の横筒(キラキラするやつね)の幅と揃える。そして両端辺の長さは、どちらも約15cmだ。



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15cm。これは僕が、その、何だ。そう、僕が僕のソレをシュッシュッてするときのストロークと、だいたい同じ長さだ。このコの字形鉄棒を、つぼみさんに挿入する。ただし、もちろん、普通にソコにあいている穴に挿れるわけじゃあない。つぼみ嬢のつぼみ状になっている部分の反対側、男子から見たら先っちょの方に、ズブッと千枚通しで水平に穴をあけ、そこに鉄棒をムリムリムリッ、あ、キツイ、だが、それがいい。な感じに押し込んでいくのだ。






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あわれつぼみさんの運命やいかに。や、万華鏡になるんですけどね。
ともかく、この棒がくっついた、いわば『ふたなり』なつぼみさんを、いよいよ万華鏡とドッキングだ。
コの字形の鉄棒の両端をちょいと内側に折り曲げ、万華鏡の横筒につけた円盤の穴に通す。
そして、食事中は穏やかで知的なのに、ベッドの上では野獣の一面を覗かせる、そんな中年紳士の心持ちで、つぼみさんをそっと抱き寄せ、万華鏡の底部に設置したガイドの上に横たわらせる。

するとどうだろう。









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ご覧頂けただろうか、既存のオナホールの概念を覆しかねないスタイリッシュかつ攻撃的なデザイン。一見するだけでは、これがオナホールだとは誰も想像だにしまい。
しかし、この物々しい砲台にひとたび自らの怒張を挿入し、自らを奮い立たせるべく、その、なんだ、要するにつぼみちゃんでシュッシュッてしてみたらどうだろう。
いつもならただ臭っさい汁がビャーって出るだけな自慰行為のピストン運動は、万華鏡の横筒の回転力に転化され、その瞬間、繊細かつ優美な万華鏡イルミネーションが暗闇に花開く。







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え…なにこの夢みたいな映像!




そう!

これがお汁の代わりに光のファンタジーを生み出す、夢のオナホール…
その名も珍華鏡、堂々完成です!!

普段はゲスなGの夜を、ハイソでキッチュでアンニュイなひとときに変える夢のアイテム。あなたも一度、試してみてはいかがですか!!
どや! ん!? コラっ!




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だから、買ってください。








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