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いろいろなおとなのおもちゃを手作りして、できあがったゴミをネットオークションに出品。夜のDIY精神で世界に平和を、僕に収入をもたらすべく奔走する、エコ&エロなチャレンジの記録。

1/桃色振動

Cp.1…ピンクローターの巻(1/4)

はじまりのあいさつ


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民よ、世界よ、宇宙よ、こんにちは。僕です。

三十路前のクッサイ僕が大人の玩具を自作。それをオークションに出品して大金持ちになる。

ここはそんなページです。
最初はピンクローターを作ります。

「あ、この人クズだ」

と思ったそこのあなた。
大正解。察しがよろしい。
やーもうクズです。僕もそう思います。

ただ、ね。こうも思うんですよ、僕。
なんでそんなことするのか。理由を知る前に僕をクズ呼ばわりするのは早とちりじゃないか、と。

まず皆様には僕の描くサクセス(お、字面がセックスにちょっと似てる!)ストーリーを知っていただくことにします。

僕が大人の玩具を作る理由。

それは、エロとエコとの融合。

すなわち、僕は自然の摂理を逸脱した現代世界の経済構造に意義を唱えたいのです。
我々自らが地球に生きる動物としての人間に、より人間らしい人間に立ち戻るためには、
・自ら手を動かしてモノを作って生きること
・思いっきりセックスして子孫繁栄に務めること
この2点が必要だと僕は結論づけました。
そして、この両要素を同時に満たす行為は他でもない、豊かな性生活のための道具を自分の力で作り出すこと、すなわち大人の玩具の手作りなのです。

もちろん、作った道具をそのままガラクタ箱で眠らせておく、なんてことはいたしません。人類の豊かな性生活の糧にしていただくべく、完成品は一般の方々に提供したいと考えています。

ヤフオクで。

確かに、僕がこれからしていくことを世間的は恥とみなすかもしれない。しかし、僕をクズだ恥だと罵る固定観念にとらわれることなく、胸を張ってアダルトグッズを作っていくことで、閉塞した社会で目標を失った現代の若者にささやかなエールを贈ることにも繋がると思っています。

思っていませんけどね。

そう、僕がこれから行うのは、究極のDIY。それはは「Do It Yourself(…手造り、みたいな?)」であると同時に「Devices for Immoral Youngmen(非道徳的な若者に捧ぐ道具…的な?)」なのです。

滑った音が聞こえたけど、気にせずに。
次回からONC屈指の悲壮感たっぷり品性下劣コンテンツ、悲しくも美しい大人の玩具の制作日誌、本格スタートです。
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Cp.1…ピンクローターの巻(2/4)

タイトルでお分かりの通り、僕がこのブログで最初に挑戦するのは、アダルトグッズの代名詞、ピンクローターだ。

分かんない人はお父さんに訊いてみよう。

とにもかくにも、壮大なる決意を胸に、僕は新宿に降り立った。
降りて、勃った。

手近な喫茶店に入り、アイスコーヒーを頼んで席に着く。
タバコに火をつけ、鞄から手帳とペンを取り出す。
まずはプランと回路図だ。

何となくだけど、ピンクローターの構造はだいたいわかっている。
ピンクローターの肝は、
「遠隔操作(有線)で振動させるカプセル」ってこと。
カプセルの中には固定されたモーターがあって、
回転するシャフトの先端には重りを付ければ、
遠心力でカプセル全体が振動する。
携帯電話のバイブレーションと一緒の原理だ。



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プランが決まれば、次は材料の調達だ。
アイスコーヒーをノドに流し込み、立ち上がる。
僕は東急ハンズへ向かった。

・モーター
・紙粘土
・電池(単3×2本)
・銅線
・スイッチ付き電池ボックス
・発泡スチロール
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これらを次々にカゴに放り込み、購入。



あとは…




自宅のある高円寺に戻り、(女子供の集まる)玩具屋へ。
僕は200円を片手に、ガチャガチャに興じる。


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別にポケモンになんて興味はない。
僕が今欲しいのは、こういう玩具じゃないんだよ。

これで材料は揃った。

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さあ、家に帰って組み立てだ。















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ポケモンを。






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Cp.1…ピンクローターの巻(3/4)

アパートに帰ってきた僕は興奮を抑えきれず、








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ポケモンを作ったわけだ。

もう、いいかな、この企画。
かわいいもん、シェイミ。






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ふと目をやると、そこには僕が買ってきたピンクローターの材料。
…はぁ。



ピンクローター。

折れた心で、制作開始。


1-台座作り
まずは発砲スチロールをカプセルの内側にピッタリ収まる半球体にするべく、カッターとヤスリで削っていく。

そう。僕のピンクローターは、ガチャガチャのオモチャを収める、パカッと2つに割れる、あの球体だ。
文句のある奴はかかってこい。
今夜、相手になってやる。
来い。ベッドまで。僕んちの。





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カプセル下半分の内側に両面テープを貼り、この半球スチロールを押し込めば、モーターの鎮座する土台がお目見えしてくる。



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ただし、カプセルの内側には
モーター(と板錘)が自由に動ける程度の空洞が必要。
それでいて、モーター本体はしっかりと固定されていなければならない。
このへんを考えながら、
慎重にスチロールの内側を掘っていくのだが、
削ってはモーターを収め、収めてはスチロールを削る。



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この地味で地道な作業、まるで職人芸だ。
さしずめ僕はピンクローター職人。
何にでも「職人」ってつくとかっこいい。
寿司職人、靴職人、ピンクローター職人。





カプセルの底には最初から穴が開いているので、
そこから竹串を突き刺して発砲スチロールに穴を空ける。


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2-モーター組み立て
次は文字通りピンクローターの核心部分、振動部分の組み立てだ。

紙粘土をちぎって練り、適当な大きさにこねくり回して錘(おもり)を成形する。モーターに固定するためのギアを埋め込むのも忘れずに。



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激しく振動させるためには、この錘の中心をモーターの軸から少しズラして巻きつけた方がいい。
錘を振り飛ばそうとする遠心力が、振動を生むのだ。

あ、せっかく錘をキュートなハート形にしたんだから、とついでに赤く塗ってみた。







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気持ち悪っ。




3-カプセルの組み立て
さあ、下ごしらえはできた。
振動カプセルを組み立てていこう。
台座に開けた穴に銅線を通して、モーターに繋げる。そのモーターをカプセルに押し込んで固定して、錘をモーターの軸にズブリ、とねじ込む。
そしてカプセルを閉じたら、





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振動カプセルが完成だ。



4-電池ボックスの設置、そしてフィニッシュ
もはや快楽を生み出す魅惑の球体と化したガチャガチャのカプセル。
そこからピロッとハミ出ている銅線の端を、スイッチ付き電池ボックスに繋げる。





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完成だ。

でも、何か寂しい。

そうか、スイッチが箱に入っていないから、どうにも色気がないのか。
僕は部屋の中を見回す。箱、箱…








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できた。
これが僕なりの、今の僕にできる精一杯のピンクローター。






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爽やかな達成感。
誰が何と言おうと、これが僕のピンクローター。
これさえあれば世界中の女どもをヒーヒー言わせてやることができる。

超インモラルデバイスを自らの手で完成へと導いた今、僕のこの昂る気持ちを一言で表現するならば、











死にたい。





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Cp.1…ピンクローターの巻(4/4)

できたよ、ついに。


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そして売ってるよ、本当に。


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お買い求めはこちらから!

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n67759063


※終了しました。

最低価格は50円。
欲張り過ぎかな、えへへ。

お金持ちになれるかなー、あたらしいパソコンや、おいしいハンバーグや、新品のエロDVDや…
今夜はいい夢見れそうだい。

みんなー!
どしどし入札してねー!!





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