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『ブスノート』とは
新世界の神になることを決意した嘉川轟子が夜神月子(やがみらいこ)と改名。
「美しい新世界」の創生のため遺伝子操作によって美女と美女をかけあわせ、
「究極のキメラ・アイドル」を産み出すマッドサイエンス研究所のことである。

パンドラの箱入り娘たち

Vol.5 おひさしぶリターンズ

Hi!
ブスばっかの旧世界に生きる皆さん、おひさしぶり。

つーかマジでおひさしぶりすぎて話の流れを忘れちゃったKAMO?
っていう人は、過去ログをさかのぼって読んで。
だいじょうぶ、すぐに思い出すよ!
あなたが思い出すの、ライコ待ってる!待ってるから……!


【復習】ひとめでわかるブス.jpg


……………………………………


YONDA? 読んできた?
よーしじゃあ何事もなかったかのようにいくわよー


まずね、第3世代の子ども1号の完成度についてはアレね保留ね。

第三世代_1.jpg
ライコを1ヶ月以上に及ぶ沈黙に追い込んだ問題の彼女


大人には、わかってても止まれない時があるんよ……


というかね、今回はまぁ、あれですよ、
前回よりも勝算があるんですよ正直言っちゃうと。

まぁ見てよ。
今回、子作りに励んでいただくのは彼女らですよ。


ミニモニ一体化.jpg     ぷっちもに一体化.jpg
(左)ミニモニ遺伝子のマッシュアップ (右)プッチモニ・キメラ

純度100%まじりっけなしのハロプロですよ!
しかも黄金期のな!


これがダメならもう何やってもダメだろうっちゅうくらいのね、
そんくらいのレベルの遺伝子スよね、これね。


この事実に気付いたからライコは山梨の山中から急いで帰ってきたのさ!
携帯を捨て髪を切り! さっぱりリフレッシュして!
再起を賭けて!
いざ!

執 刀 !

コチコチコチ……(緊迫の秒針音)……コチコチコチ………………


で き た


ハロプロ・キメラの極限.jpg

ハロプロ・キメラの極限.jpg

ハロプロ・キメラの極限.jpg

ハァなんかいっそ清々しいよ


(目を覆うばかりの無残な展開のまま、次回は最終回! 果たしてライコの野望とキメラ・アイドルたちの運命はどこへ流れるのか……!? まぁ結果は目に見えてるけど一応決まり文句だし言っとこう、乞うご期待!
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Vol.4 美女だらけの子作り大作戦

ブスばっかの旧世界に生きる皆さん、おひさしぶり。
まぁみんな知ってると思うけど、
わたしライコは手に余る才能と許容値を大きく超えた頭脳を抱えた天才科学者なのね。
ところがね、最近そんな天才科学者としての自信をなくしかけてたんだわ。

失うものなど何も持っていない皆さんには想像もつかないことと思うが、
富める者の不安? つぅの?
天才マッドサイエンティストとしての図抜けた手腕を失いかけているのではないかと
ひどく落ち込んでいたのだよね。
原因ははっきりしてるよね。
これだよこれ。


全員集合!.jpg


困ったね……困り果てたね。
研究室の片隅で壁に向かって頭を抱えたね。


前回の終わりではテンション上がって
「革命だ!」などと吠え立てていたが…



革命だ!.jpg
フォローミー!


あぁ…
フラスコで煮えたぎってる紫色の液体を飲み干して自害してやろうかな。
とまで思いましたね。
よし、うん、飲もう、切腹だなアハハとフラスコの首を握り締めた瞬間、
わたしの頭にひらめく閃光が走りました。

隔世遺伝があるじゃん。

知ってっか隔世遺伝?

トンビが鷹を産んだんだったら、
そのトンビの親は鷹だったのさ!!



キラリ.jpg
じっさい轟子はおじいちゃん似なのさ!


それにさ、タイガー・ウッズとかキアヌ・リ-ブスとか、
優れた人間は往々にして「血種のごった煮」じゃないさ。

混ざれば混ざるほど優秀になる、それが人間ってやつなのさ!
(興奮のあまりキャラにブレが)

よしいいぞ。
産めよ増やせよ大地に栄えよ!
(やっと神らしくなってきたぞ)

交配だ交配祭りだ!!
レッツ・交配カーニバル!!


まずは手始めに第1回のお前と

3(眉毛).jpg
初回でいきなり微妙な空気を醸した長女


第2回のお前!

キメラ2.jpg
もうピチレモンの読モにしか見えない次女


君たちは遺伝子的にはエリートなのだからして
立派に交配して美しい子を産みたまえ!


さぁ!!
さぁ子作りを!! ハァハァ


…………

…………

十月十日も待ってられるかぁーーーー!!!

オギャア

よっしゃーーーーーー!!!


産 ま れ た


第三世代_1.jpg


おおおおおお…!?


…………


うん、よし走ろう!!
止まると怖いからとにかく今はわき目もふらず
走ろう!!!!

交配だ交配だ交配祭りは次週も続くよ!!
こんなの序の口!!

まだまだ子作りじゃ

(次週、大乱交! たぶんいやゼッタイ続く)
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Vol.3 黄金期ハ●プロユニットの秘密がマッドサイエンスによって明らかになるの巻

『ブスノート』とは
新世界の神になることを決意した嘉川轟子が夜神月子(やがみらいこ)と改名し、
「美しい新世界」の創生のため遺伝子操作によって美女と美女をかけあわせ、
「究極のキメラ・アイドル」を産み出すマッドサイエンス研究所のことである。


ブスばっかの旧世界に生きる皆さん、お久しぶり。
実に1ヶ月ぶりですね!
残念ながらまだやりますよ、夜神月子のキメラ・アイドル製造実験。
「もうしません」なんて申しませんよ!
だって私には夢がある。
美しい新世界を創るんです私は絶対に(大事なことなので倒置法で言いました)。

そして今回はもうあっさり認めますけど前回も微妙だったね!


みんな集合.jpg


なんだろうあれ。
でも方針は間違ってなかったとライコは思うわけ。
前回の方針は何だったかっていうとね、えーとたしか

① 生贄の頭数はより多く!
② グループ内交配で統一感を!


今回もこれは踏まえていこう。
でも前回と全く同じことをしてもアレだよな、というわけで考えた。
前回までの私に足りなかったものは、何だったろう?

ライコね、コレたぶん、「思い入れ」だとおもう。

検体への、個人的な思い入れ。情念。
そーいうの足りなかった。
やっぱ思い入れがあるからこそ じっくりじっとりとオペにのぞめるのだし、
気持ちが入ってるからこそ血の通ったマジモンの美女が生み出せるとおもうわけ。
マッドサイエンスにも愛が必要なわけ。

だから今回は、わが青春の思い入れアイドルを美の神の生贄に捧げます!
はいドーン!

ミニモニ集合.jpg


ミニモニ!
辻ちゃん加護ちゃんやぐちミカ!
おっとお前ら、ミカを忘れたとは言わせないよ!
思い出せ!ミカだよミカ!

やーかわいいや今見ても。
それじゃ行くぞ。
執刀開始!!


…………


はいできたドーン!

ミニモニ一体化.jpg


うわ。

すげぇ……なんか今回はうまく混ざった……
混ざった結果……
ミニモニらしさから遠ざかった……?

なんか単体だと「あどけない」「ケガレれない」「無邪気」な感じがする4人なのに
混ざると「スレた」「世慣れた」「年増」みたいな印象になるのはなんで??


こ、これは別の意味で魔法かもしれない……
なんでだ。あどけなさは足し算すると減っていくものなのか……
知らなくていい魔法を知ってしまったぜ……

…………

ちょ、この案件は置いとこ。
一旦保留。
なんかショックだわ。


やり直そう。仕切りなおし。リフレッシュ。
ミニモニの次に思い入れがあるアイドル連れてくるわ。

これでいく。絶対キメる。

どーん!

ぷっちもに集合.jpg


プッチモニ!
圭ちゃんにごまきに市井紗耶香だよ、
もう黄金というほかない。
そして黄金を混ぜたらより大きな黄金が出来るとしか思えない。
他の計算式は思い浮かばない。

ホホ、楽勝。
さぁレッツ・ロール。
いっくぞぉぉ


できた!!!!!

ぷっちもに一体化.jpg

ひぃぃぃぃ

圭ちゃん!? 圭ちゃんだよね!?
なんで?きっちり等分混ぜたよ??
なんで圭ちゃんがこんなに前面に出てきちゃうわけ??

すげぇ……
あれだ、食材でいうとニンニクみたいなもんだ……
なんかどんなに少量でも際立っちゃうタイプだ……

そうか…
プッチモニには圭ちゃんというニンニクがいたから
あんなにも芳醇な味わいが醸されていたのか……


またもや知らなくていいことを知ってしまったよ。
これだからマッドサイエンスは邪悪よね……


…………


ハァ……

なんか…ライコいくら新世界の神とはいえ落ち込んじゃうな…
こうも失敗続きだと…
でも多少の手ごたえは感じてきたのも事実なのよね。
あと少し、あと少しなのよねぇぇぇ……!

よし!きめた!!
次回は抜本的な改革を敢行する!!
やり方を変える!!!


革命だ!



(ビバラ・レボリューション!もちろん続く!)
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Vol.2 美×美×美、これぞ美の三つ巴!

『ブスノート』とは
新世界の神になることを決意した嘉川轟子が夜神月子(やがみらいこ)と改名し、
「美しい新世界」の創生のため遺伝子操作によって美女と美女をかけあわせ、
「究極のキメラ・アイドル」を産み出すマッドサイエンス研究所のことである。


ブスばっかの旧世界に生きる皆さん、お久しぶり。
2週間ぶりですね。
2週間という時間は長くて短い。
2週間という時間をもらって、わたしはやっと受け入れることができた。
認めよう。認めましょう。
前回のオペは失敗だった。



キメラ美女 第1号 ほしのメイサちゃん
3(眉毛).jpg



緑色の液体が三角フラスコの中で煮えたぎるマッドサイエンス・ラボで、
わたしは頭を抱えている。
同じ失敗は許されない。前回の反省をふまえなければ。
何がいけなかった?

えーとえーと……
…そうだ、まずはこれだ。


①素材が2人というのは少ない
やはり犠牲は多いほうが、実りも大きい。
生贄を2人捧げても美の神が微笑んでくれないのならば、
より多くの生贄を捧げるまでだ。
そう、もっと犠牲を!!3人目の生贄を引っぱって来い!!ということなのだ!!

そうだ、うん、3人だな。
今回の交配は3人をかけあわせよう。決定。



はい次。

あと何かなかったかな反省点。
うーんうーん……
…あ、そうだそうだ。


②かけあわせた2人の美女があまりに違うタイプだった
そう、良かれと思って流派の異なる美女を揃え、遠い遺伝子の交配をしたがために、
できあがったキメラがとっちらかった顔になってしまったのだ。
その反省をふまえて、今回は母体となる美女の組み合わせに統一感を持たせよう。
ふむ。統一感……統一感か……

うん、ユニットかグループだな。
グループ内交配。これも決定。
だってアイドルグループってバラ売りのときよりずっとずっとかわいく見えるし。
「あいつらみんな超カワイイ」っていうのをギュっと1人にまとめたらスゲーかわいい濃縮還元果汁100パーな美女ができちゃうんじゃないの。
というかできるだろ確実に。



ということは……
3人組で……ユニットかグループだな……


…………

あ?

あ。

うん、これだな。
決定。決めた。


3人組といえば.jpg


今回はこれで行きます。


よーし パキポキペキ(←指を鳴らす)

まずはおめめのステキな君!
1.jpg
君のその印象深いパッチリ二重を活かそうではないか!



あとそこのスポーティな君!
3.jpg
好感度の高いクチビル持ってるね。
轟こ…じゃなかったライコ的にすごいタイプよ、あなたのクチビル。



とゆーわけで、いざ交配!



はいどぉこれ!


キメラ1.jpg




…………

あぁ。

あぁ。

もうすごい嫌な予感(泣)



早いよ。早くもこの予感だよ。
なんか……ブスじゃないけど……
ピチレモンの読者モデルみたい……


(どうしよう……また失敗しちゃうかも……)
(ていうか失敗するって確信がある……)
(早めに手を引いたほうが傷が浅くてすむのでは……)
(でも……もう後に引けないよなぁ……)
(やるしかねぇ)
(突っ切るしかねぇ)
(よし)

ゴホン。あーあー。テステス。

えー。
続けます。

そう、ここまでは前回と同じですね。
2人の美女を交配したっていう。

でも、今のわたしはもはや前回までのライコではありません。
3人目!
3人目の存在こそが!!
今回の交配実験を成功に結びつけるカギだったとわかったのですよ!!

いでよ、3人目!!
2.jpg
あらっ個性派美人。
いいじゃない。
ナンバーワンよりオンリーワンな魅力でかわゆいじゃない。

よぉーーし、そんな世界でひとつだけの花な君は
世界でひとつだけの鼻を提供しちゃいなさい!!(ヤケクソ)


はいメス!鉗子!!汗!!

できた!!





キメラ2.jpg



Oh~……



……なんていうか……
…なんとも言いがたいですね……
…名状しがたいですね この感じ……

え、ていうかどうなの?
この子かわいいの?
美人なの?


なんかもうライコわけわかんなくなってきたんだけど。

美女ってどういうの?
どんな顔が美人なの?
なんか……美人のこと考えすぎて美人のことわかんなくなってきた。

え、どう?
みんなどう?この子。

ちょ、並べてみよ。
アイドル的に写真撮ってみよ。



みんな集合.jpg



……ギリでアリ……?
いそうではあるよね、こんなアイドルグループ。

なんかこれから売れて垢抜けたら、そこそこかわいくはなりそうだよね?
今はまだサナギだけど、売れたら化けそうみたいな感じあるよね?








そういうことにしといてください!!!!!
(フローリングに頭を打ちつけて土下座)




わかった もう完全にわかった
来週なんだ来週にはきっとできるんだ来週こそは!!

(だって神だもの! 次回ももちろん続く)
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Vol.1 記念すべきキメラ美女 第1号の誕生

『ブスノート』とは
新世界の神になることを決意した嘉川轟子が夜神月子(やがみらいこ)と改名し、
「美しい新世界」の創生のため遺伝子操作によって美女と美女をかけあわせ、
「究極のキメラ・アイドル」を産み出すマッドサイエンス研究所のことである。




眼前に無力に横たわる2体のクランケを前に、胸が高鳴ります。

黒木メ●サ × ほしの●き。

メイサとほしの.jpg

異国情緒溢れるシュっとしたクールビューティの黒木メ●サと、
日本伝統の萌えコード「ロリお姉さん」的チンクシャビューティ、ほしの●き。
初の手術なので、あえて正反対のタイプの美女を揃えた。



フォトショップという名の手術台を前に、ペンタブという名のメスを手に取り、
いざ、執刀。
まずは、ほしの●きの最強パーツ「アヒル唇」を移植だ!!
これさえあれば誰でもかわゆさ倍率ドン!!
しかも基礎土台は「腐ってもメ●サ」!!!
ばかばかしいほどに勝ち戦!!!



ガチャガチャガチャ……


ふぅ、こんなものでどうだろう。


1(唇).jpg


………どうだろう?

ん……?ちょ…っと……アレ、か?
なんで…?
なんで?なんでなんで!?


待て待て。冷静になれわたし。
神になるんだろ。神は取り乱したりしない。
じっくり見極めるんだ、改善のヒントがどこかにあるはずだ。



………………


………わかった。完全にわかった。
輪郭っしょ。
●イサたん、実は骨太な輪郭しておられるから、
華奢な唇とのバランスがおかしいんだ。
これ正解っしょ。


おけーおけー。
じゃあアゴのラインもほしの●きにしよ。
そして●イサたんのモンブラン山脈のように誇り高い頬骨も、削っちゃいましょ。
いけるいける。
だって美女と美女をかけあわせて、
美女パーツのみで構成された顔を作ろうってんだから、
ここでブスが出来上がる道理はないのである。


よし。いざ執刀。


どうだろう。


2(輪郭).jpg



………どうだろう(泣)??
なんだろう(泣)??
うぐ、グス………なんで??なんでだよぉぉーーー



チーン!!(鼻をかむ)
はぁ……そうよ、しっかり、気をしっかり持つのよ。
神でしょ。神になるんでしょ。
神はベソかきませんよ。弱気になりませんよ。
できる。きっと究極のキメラ美女はできるよ轟子!改めライコ!未来の神!



うん、まぁさ、泣きたくもなるよね。
だってさ、なんかこの娘、微妙すぎるブスってだけじゃなくて、
なんか陰鬱なかんじがするものね。
なんか暗くて微妙なブスなのよ。泣きたくもなるってもんよ。


うーん………
まゆげ………?
まゆげじゃない?
この暗さを形作っているのは。
そうだそうだ。きっとそう。
まゆげを明るい印象の「上め付け」にして、さらに流行の「薄まゆ」にしよう。
そしたらきっと彼女、明るく輝くキメラ美女になる!きっとなる!

執刀!!!


これでどうだ!!


3(眉毛).jpg


うんできたできた!!!
完成!!!

美女だね!誰が見ても美女だね!!!
わたしはこの娘すごい美女とおもうよ!!
●イサと●きを足したくらいの美女とおもうよ!


よーし、この記念すべきキメラ美女第一号は「ほしのメイサ」と名付けよう。
いやーー「美しい新世界」に一歩近づいちゃったな!!
順調すぎる滑り出しに、神のわたしも困惑だわ!!



………えぇと……
……次回は今回の反省を生かし、
素材となる生贄アイドルの頭数をもっと増やしたいとおもいます……。
犠牲が、犠牲が足りないのだ!!!
もっと生贄を!!!
より多くの犠牲を!!!

(神、くじけない!! 続く)
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Vol.0 ブスノート序章

みんな聞いてくれ。
わたしは新世界の神になる。
昨夜決めた。決めました。

今の世界は醜悪さに満ちている。
その腐臭に我慢がならない。
世界を変える?
それも方法のひとつだろう。
しかしわたしはそんなまどろっこしいやり方ではない、
革新的な方法を考え付いた。
「ここではない別の世界を、全く新しい『美しい世界』を作ろう。」

わたしの「美しい世界」には、美しい女性しか存在しない。
美しい女性だけが永遠に存在し、住まう世界。
彼女たちのキラめきによってミラーボールのように輝いて回る、新しい地球。
ではその新世界の住人たる美しい人々を、どうやって集める?
ここが悩みどころだ。
しかし、悪魔がわたしの耳から脳へ、シンプルにして画期的なアイデアを吹きこんだ。


mad_science_1.jpg

遺伝子操作があるじゃん!



いま実在する美しい女性と美しい女性をかけあわせて、
さらに美しい女性を誕生させよう。
そうして生まれた第二世代の「新美人」同士をさらにかけあわせれば、
もっともっと美しい第三世代の「ネクスト美人」の出来上がりだ。
そしてわたしの「美しい新世界」は完成する。



mad_science_2.jpg


遺伝子操作の操縦レバーを握るのはわたし。
わたしが新世界の神だからね。
この計画を『ブスゼロ世界の創生』もしくは『美女以外は死んじゃえ計画』
もしくは『ブスノート』と名付けよう。
わたしを夜神月子と呼んでもかまわないのよ。
ちなみに読み方は「やがみ らいこ」よ。

できる。きっとできる。
Yes, we can.
Yes, マッドサイエンス!
mad_science_5.jpg

次回、2人のグラビア美女が狂乱科学者ライコ(元 轟子)の毒牙にかかる!
美しい世界の建設のためには小さな犠牲はやむをえん!
殉教せよ!グラドルたち!!

(続く)
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天職探し、終了のごあいさつ

天職とは何たるや?
それは天から与えられたともいうべき職業、
三国志的に言ったら天命というやつである。
轟子は思うのだが、アイドルというのは単純な職業の名前ではない。
この世の奇跡の名前である。
奇跡の具現化、それこそがアイドルという職業なのだ。
人はよく特定のアイドルを指して「ブスだ」「別にかわくねぇ」等言いますね。
轟子はそんな発言をしたお口の持ち主たちに逐一細やかに言ってまわりたい。
「かわいいかかわいくないか、それがそんなに大事な問題かい?」と。
彼女たちがアイドルという職業を選択した時点で、彼女らを全員くまなく「かわいいもの」として扱う覚悟。
それがアイドルとアイドル以外の総ての凡人の正しい関係なのであります!


(以上、Yes, we can!と叫ぶオバマばりの瞳孔開きっぷりでアジる轟子をご想像のうえ再生してください。)


ところで、今回で『天職なんかじゃない』の連載は終了です。
次回からはこの『パンドラの箱入り娘たち』、新テーマでの連載が始まります。
パンドラの箱を開けたら中身が飛び散っちゃって、中に残ったのは「希望」だけだったという話がありますね。
次回以降も、希望しか入ってない箱の中身を引っ掻き回していきますから、そこんとこよろしくおねがいします!


次回、乞うご期待!.jpg
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Vol. 5 八田亜矢子さんの天職はCEO

突然ですけど、やぶからぼうに気付いたことを言います。
焼酎って魔法の水だよね!
焼酎のことは酒というよりドリンク式ドラッグだと認識しておいたほうがいい、絶対。
1日のあいだに地球上で累計いくつ「失敗した!」が起きているのかは知らないが、そのうちのかなりの%で焼酎が原因を作ってるはずだと、轟子は確信しているの。


とくに「やっちまった無断欠席」と「焼酎」は切っても切れないマリアージュだとおもうわけね。
「百年の孤独」と「森伊蔵」はこれ、ほんとうにリーサルウェポンね。
轟子的には「百年の孤独」、これが鬼門なんだけれども、「森伊蔵」のデンジャラスな魔法にかかってやらかしちまった人、それが八田亜矢子さんであります。


八田さんは2004年度のミス東大。その後、「今テレビに出てる女子キャスター/リポーターは現在ほとんどみんな所属」というスゴイ芸能事務所、『セントフォース』に所属し、「朝からヒデちゃんの下ネタ/ダジャレが聞き放題」というスゴイ番組、『ラジかるッ』に毎週木曜レギュラー出演している。


八田さんが何をやらかしちまったかというと、八田さんはさる2008年6月19日、とんだお寝坊をしちまった。そしてそのまま生放送をまるまるスルーしちまったのだ。
原因は「森伊蔵」。前夜すっぽん鍋とともに、しこたま飲んだそうである。
翌日の同番組に出てきた際の本人の証言によると「目が覚めたのが10時半」ということで、毎朝10時に『スーパーモーニング』が終わり『ちい散歩』が始まるのを合図に『ラジかるッ』へとチャンネルを切り替えている轟子から言わせても、そりゃ到底まにあわねぇよっつう話だ。


で、その翌日の放送で八田さんはイスにも座らず「起立・きおつけ」の姿勢のまま平謝りに謝りまくり、ブログにも画像なしのマジ空気で謝罪文を載せた。
正直、わたしは戦慄しました。
沢尻エリカ亀田兄弟朝青龍、一度でもやらかしちまった芸能人は『デビルマン』のミキちゃんばりに八つ裂き吊るし上げコースを用意されるのがここ、日の本ジャポンの風習である。
み、みたくない!
「ゆるゆるゴムウエストのパジャマを脱いでブラとかスキニーデニムとかキッツイ衣服に脂肪を押し込むのが憂鬱だわ」というわたしの毎朝の微妙なアンニュイ女心を、その完璧な巻き髪としゅっとしたフレアミニスカートがかもす華やぎで和らげてくれた「朝のヴィーナス」八田さん、彼女がそんな目にあうさまを見るくらいだったら、あたい仕事を夜勤に変えるわ!とすらおもった。


だがしかし、事態はおもわぬ方向へ。
八田さんはたいしたそしりを受けることもなく、番組を降ろされることもなく、ごく普通になめらかに芸能生活を続行していったのである。
よく考えてみれば、この『ラジかるッ』という番組では出演者の遅刻がけっこう頻繁に起きており、彼らが遅刻を原因に降板したという話は聞いたことがない。なんかこう、そういう部分はゆるりとした番組のようである。
八田さんの謝罪シーンを思い返してみるに、たしかに八田さんはシリアスであったが、「(一緒に飲んでいた)宮崎アナに森伊蔵を飲め飲めと勧められた……」みたいな発言もしており、それはこの場に体育教師とかがいたら「人のせいにすんじゃねぇ!」と物差しで殴られそうな場面ではあったが、ヒデちゃんはじめ出演者一同はアハハてなテンションで全然彼女を許していたのであった。


ここで素晴らしいのはヒデちゃんの「ジョークにして許す」度量の広さでもあるが、八田さんの「許してもらう」器量の深さでもあるとおもう。
八田さんは許してもらう天才であり、それは「一度でもやらかしちまった芸能人は~(略)~ジャポン」において最も強力な武器なのではないかしら。


**********************************
いま地球上で一番ビッグな国、アメリカ合衆国で、いま一番みんなが「許すまじ」と青筋立てて怒っていること。
それが「AIG、破綻したっつうから税金で助けてやってんのに幹部にありえない額のボーナスやっただろ問題」であることは十中八九間違いない。
しかるに、いま地球上で一番「許してもらわなきゃいけない役職」、それはAIGのCEO(おぉ、こう書くとなにがなにやら)なのであります!
もうおわかりですね。
怒りをとろかすマシュマロ笑顔とスイート声を搭載した高IQ兵器、許されジーニアス八田さん。
いまAIGは彼女を必要としています。
八田さんの天職はズバリ「AIGのCEO」。
これに尽きます。
***********************************


現代の日本に必要なのはヒデちゃん的許し力、そして八田さん的許され力。
どちらもラジカルな能力ですね!とわたしはおもった。
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Vol. 4 佐藤寛子さんの天職は転職アドバイザー

佐藤寛子さんはキレイな人だ。
でも佐藤さんのキレイさは、扇情的でも誘惑的でもない。さらっとしたキレイさだ。
だから佐藤さんはおっぱいが大きくなかったら、グラビアアイドルにはなってなかったのではないかとおもう。
もっとちがう形で、ファッション誌のモデルとかで芸能界にいたような気がする。
でも、佐藤さんの首から下は扇情的で誘惑的なバディだった。
だから彼女はやっぱりグラビアアイドルなのである。

佐藤さんのグラドルとしての最大の武器は、おそらくこの「エロさゼロな清涼感系の美人顔」と「こってりエロい体」のギャップであろうとおもう。
たとえば同じクラスにいるビッチ系のギャルのハダカよりも、真面目の権化のような美人委員長のハダカのほうが興奮する、という人は数多く存在するはずで、そういう需要を佐藤さんはずっと満たしてきた。
メガネを着用したりして、「真面目委員長」キャラを文字通り真面目に貫いてきた。
委員長系グラドル界ではもはや不動のトップスターであろう。

だがしかし、佐藤さんのブログでは、少しちがった佐藤さん像が垣間見れるのである。

佐藤さんのブログ「ookami」は、非常に頻繁に更新される。
基本的に毎日、多いときは1日に3~4回といったところ。
文章量もかなり多い。すごく長い。
内容はというと、なんというか、ポエムである。日記というかポエムである。
自分撮り画像は、ごろりと寝転がった状態で撮られた写真が多い。多いというか9割くらい。ちょっと昔のヒロミックスみたいな感じとでも言えば伝わるだろうか。あの「髪の毛が寝乱れた感じ」を思い出していただきたい。

うむ。こうして見ると、佐藤さんはもしや「委員長」ではなく「文化系不良女子」なのではないか?
ときおり散見される「好きな本」や「好きなCD」なんかも、ちょっぴりサブカル香のするラインナップだったりする。
わたしたちが佐藤さんに投影したかったのは「委員長」。
でも佐藤さんが見せたかった自分は「文化系不良女子(またの名をサブカル系)」だったのではなかろうか。

自分が見せたい自分像と、他人が期待する自分像が食い違う。
これはアイドルに限らずどんな仕事の人にでもよく起こる事態である。
なりたい自分と、なることが出来る自分がちがう。
やりたい分野と、やれる能力を持っている分野がちがう。
どちらも、誰にでもよく起きること。
ではこういうことが起きると人はどうするか。
転職するのである。
「なりたい」と「なれる」のギャップを少しでも縮めるために、職を変えるのである。

自分像のギャップが生む苦しみを誰よりもよく知る佐藤さんだからできる職業、それはきっと「転職アドバイザー」だ。

********************************
都内のIT関連企業でSEをやっているA子(28歳)は悩んでいた。
理工学部を出て、ずっとギークで、理系の合理性の中で生きてきたA子は、己の能力を生かして就いたはずのこのSEという職業を、全然好きになれなかったのである。
たしかにコンピュータいじりは得意ではある。プログラミングに関することなら、大抵の人より飲み込みが早かった。
だがしかし、いつも「得意なこと=好きなこと」であるとは限らない。
A子には他に憧れの職業があった。タクシードライバーである。あの白い手袋、運転席に敷いてある木製のイボイボ、その他すべてがA子の夢だった。
しかしひとつ問題があった。A子は運転免許を持っていなかったのである。
もちろん取得のために教習所には通った。通ったし、前期の筆記課程は難なくクリアした。
ところが実習が始まった途端、A子は持って生まれたアヴァンギャルドな運転センスで教習コースと教習車をことごとく破壊し、教官たちは度々その人生の走馬灯を見させられることになったのである。教習所では教官たちによる緊急ミーティングが持たれた後、土下座してでもA子にお引取り願うことで見解が一致。
そういうわけでA子の免許取得という野望はついえた。それが10年前、18歳のころ。
そして28歳になった今、A子はこれが最後のチャンスだと思い、転職コンサルタントに登録を申し込んだのだった。
担当となった転職アドバイザーに、A子は涙ながらにすべてを話した。
転職アドバイザーは、涼やかな笑顔を浮かべて、いつかなりたい自分になれる日がきっと来ますよ、と言った。その声には、嘘のない共感の響きがあった。
その転職アドバイザーの胸には、「佐藤」という名札が揺れていた。
********************************

今日の反省:
①「転職アドバイザー」という天職が、轟子の立場とかぶってるような気がする。
②「転職」と「天職」が似てすぎて、なんだか色々わかりにくい。

気をつけよう!

佐藤寛子オフィシャルブログ「ookami」
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Vol. 3 川村ゆきえさんの天職は失恋エステティシャン

川村ゆきえさんはかわいい。
彼女のかわいさをほめたたえる壮大な叙事詩を書いてもいい。
彼女のかわいさをほめたたえる宗教になら入ってもいい。
…ハ!しまった、あやうくこのまま叙事詩を書き始めてしまうところであった。というくらいに気の抜けないかわいさの川村さんなのである。
どこがかわいいって、わたしは彼女のエクボにやられている。
あのエクボに埋もれて窒息したい。
天使たちが彼女のエクボを賛美する荘厳なメロディを合唱している歌声が聞こえる。あぁ聞こえるとも。

彼女のブログ「ゆっきーにっきー」は、アイドルブログとしての質がとっても高い。
まず更新頻度が平均2日に1回と適度に早く、常にコンスタントであること。
自分撮り写真に毎回ちょっとした工夫がこらされていること(撮影時のコスチューム姿を披露するのは基本として、わざわざアイマスクに妙な目の絵を書いて『恋空』の感動を表現*、テーブルの隙間から顔を出して生首風に撮影**、『BBC(バスト・ベスト・コンディション)』としてベストなコンディションのバストを撮影***、など)。
さらに文章もなかなかに読ませるセンスがあり、業務としてやらされてる感がダダ漏れなアイドルブログが乱立する中、楽しんでブログやってますよという雰囲気が自然に伝わってくる貴重なブログである。

彼女のブログの高いクオリティを支えているものは、やはり「読む人」を意識したサービス精神の高さでありましょう。
自分撮り写真に工夫を加える、というのは簡単なようでいて実はほかのアイドルブログではあまり意識してなされていないことであって、毎日似たようなアングルで撮られた似たような表情の写真がずらっと並び、合間合間に今日食べたごはん画像、なんていうのが多くのアイドルブログの現状である。
その点、川村さんブログのバラエティに富んだ画像の数々は、ひたひたにあふれるサービス精神を感じさせてくれる。

このサービス精神はどこから来るのか?と考えるに、彼女のアイドル道が色々と困難の多いものだったことは、無関係ではないような気がする。
川村さんは’05年ごろ、事務所の移籍問題で裁判沙汰になるほど揉め、休業を余儀なくされた。引退説もささやかれる中、移籍先の事務所がAVタレントも所属してるところだったために、AV転身のウワサが「ほぼ確定」として流れた。「お父さんが借金してお金に困っている」というのも根拠のひとつだった。
結局AVに転身することもなく復帰を果たしたが、そう、彼女はけっこう苦労人なんである。

苦労した芸能人といえば、かねてからわたしは「不幸美人エクボ説」という独自のアイドル理論を提唱している。
「不幸な美人にはエクボがある」という、すてきにシンプルな法則である(あ、今みんなのガッカリする顔がパソコンモニター越しに見えましたよ!)。
わたしが証拠として挙げているのは宮沢りえ、安室奈美恵、山田まりやなどであり、厳密に言うと「不幸」というより「問題のある親で苦労している」ということなのだが、彼女たちには軒並みエクボがあるのです!
真相がどうなのか怪しい部分もあるが「父親に借金」うんぬんが本当だとすれば、川村ゆきえさんもこの不幸美人エクボ列伝にぜひ証拠の一人として加えさせていただきたい。
そして、この世界のあらゆる不幸をそのエクボの影に隠して、人々を癒す職業に就いていただきたいのである。

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ここは一見ごく普通のエステサロン。しかし通称「失恋エステ」と呼ばれるこのサロンには、知る人ぞ知るカリスマ・エステティシャン、川村さんがいるのだ。
失恋の悲しみは、女の顔を変える。泣き腫れたまぶた、がっかりに下がった口角、無感覚に陥った表情筋。
しかし川村さんのゴッドハンドは、これらの顔の変化をすべて「美」へと転化する。川村さんの指先が優しくマッサージするだけであら不思議、お客様のしみったれきった顔はいきいきと美しく蘇るのである。
施術中、顔を揉みしだかれながらふと客が川村さんを見上げると、彼女は菩薩様のようなたおやかさで微笑み、客はその器量の大きさとエクボの愛らしさに、失恋の胸の痛みを忘れるという。
そしてエステが終わり、美しく生まれ変わった客の顔には、かつて確かに感じた心の痛みの証として、小さなエクボの影が刻まれているという。
そう、ここは失恋エステ。エクボの深さの分、女が美しくなる場所である。
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ここまで書いて、ふと確認のため安室奈美恵の写真を見てみたのだが、彼女にエクボがある写真が一枚もない…。
あれ??わたしの記憶の中の安室ちゃんにはくっきりとエクボがあるのに??
……ないの??


ゆっきーにっきー
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