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『ブスノート』とは
新世界の神になることを決意した嘉川轟子が夜神月子(やがみらいこ)と改名。
「美しい新世界」の創生のため遺伝子操作によって美女と美女をかけあわせ、
「究極のキメラ・アイドル」を産み出すマッドサイエンス研究所のことである。

アーカイブ: 2009/03

Vol. 5 八田亜矢子さんの天職はCEO

突然ですけど、やぶからぼうに気付いたことを言います。
焼酎って魔法の水だよね!
焼酎のことは酒というよりドリンク式ドラッグだと認識しておいたほうがいい、絶対。
1日のあいだに地球上で累計いくつ「失敗した!」が起きているのかは知らないが、そのうちのかなりの%で焼酎が原因を作ってるはずだと、轟子は確信しているの。


とくに「やっちまった無断欠席」と「焼酎」は切っても切れないマリアージュだとおもうわけね。
「百年の孤独」と「森伊蔵」はこれ、ほんとうにリーサルウェポンね。
轟子的には「百年の孤独」、これが鬼門なんだけれども、「森伊蔵」のデンジャラスな魔法にかかってやらかしちまった人、それが八田亜矢子さんであります。


八田さんは2004年度のミス東大。その後、「今テレビに出てる女子キャスター/リポーターは現在ほとんどみんな所属」というスゴイ芸能事務所、『セントフォース』に所属し、「朝からヒデちゃんの下ネタ/ダジャレが聞き放題」というスゴイ番組、『ラジかるッ』に毎週木曜レギュラー出演している。


八田さんが何をやらかしちまったかというと、八田さんはさる2008年6月19日、とんだお寝坊をしちまった。そしてそのまま生放送をまるまるスルーしちまったのだ。
原因は「森伊蔵」。前夜すっぽん鍋とともに、しこたま飲んだそうである。
翌日の同番組に出てきた際の本人の証言によると「目が覚めたのが10時半」ということで、毎朝10時に『スーパーモーニング』が終わり『ちい散歩』が始まるのを合図に『ラジかるッ』へとチャンネルを切り替えている轟子から言わせても、そりゃ到底まにあわねぇよっつう話だ。


で、その翌日の放送で八田さんはイスにも座らず「起立・きおつけ」の姿勢のまま平謝りに謝りまくり、ブログにも画像なしのマジ空気で謝罪文を載せた。
正直、わたしは戦慄しました。
沢尻エリカ亀田兄弟朝青龍、一度でもやらかしちまった芸能人は『デビルマン』のミキちゃんばりに八つ裂き吊るし上げコースを用意されるのがここ、日の本ジャポンの風習である。
み、みたくない!
「ゆるゆるゴムウエストのパジャマを脱いでブラとかスキニーデニムとかキッツイ衣服に脂肪を押し込むのが憂鬱だわ」というわたしの毎朝の微妙なアンニュイ女心を、その完璧な巻き髪としゅっとしたフレアミニスカートがかもす華やぎで和らげてくれた「朝のヴィーナス」八田さん、彼女がそんな目にあうさまを見るくらいだったら、あたい仕事を夜勤に変えるわ!とすらおもった。


だがしかし、事態はおもわぬ方向へ。
八田さんはたいしたそしりを受けることもなく、番組を降ろされることもなく、ごく普通になめらかに芸能生活を続行していったのである。
よく考えてみれば、この『ラジかるッ』という番組では出演者の遅刻がけっこう頻繁に起きており、彼らが遅刻を原因に降板したという話は聞いたことがない。なんかこう、そういう部分はゆるりとした番組のようである。
八田さんの謝罪シーンを思い返してみるに、たしかに八田さんはシリアスであったが、「(一緒に飲んでいた)宮崎アナに森伊蔵を飲め飲めと勧められた……」みたいな発言もしており、それはこの場に体育教師とかがいたら「人のせいにすんじゃねぇ!」と物差しで殴られそうな場面ではあったが、ヒデちゃんはじめ出演者一同はアハハてなテンションで全然彼女を許していたのであった。


ここで素晴らしいのはヒデちゃんの「ジョークにして許す」度量の広さでもあるが、八田さんの「許してもらう」器量の深さでもあるとおもう。
八田さんは許してもらう天才であり、それは「一度でもやらかしちまった芸能人は~(略)~ジャポン」において最も強力な武器なのではないかしら。


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いま地球上で一番ビッグな国、アメリカ合衆国で、いま一番みんなが「許すまじ」と青筋立てて怒っていること。
それが「AIG、破綻したっつうから税金で助けてやってんのに幹部にありえない額のボーナスやっただろ問題」であることは十中八九間違いない。
しかるに、いま地球上で一番「許してもらわなきゃいけない役職」、それはAIGのCEO(おぉ、こう書くとなにがなにやら)なのであります!
もうおわかりですね。
怒りをとろかすマシュマロ笑顔とスイート声を搭載した高IQ兵器、許されジーニアス八田さん。
いまAIGは彼女を必要としています。
八田さんの天職はズバリ「AIGのCEO」。
これに尽きます。
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現代の日本に必要なのはヒデちゃん的許し力、そして八田さん的許され力。
どちらもラジカルな能力ですね!とわたしはおもった。
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Vol. 4 佐藤寛子さんの天職は転職アドバイザー

佐藤寛子さんはキレイな人だ。
でも佐藤さんのキレイさは、扇情的でも誘惑的でもない。さらっとしたキレイさだ。
だから佐藤さんはおっぱいが大きくなかったら、グラビアアイドルにはなってなかったのではないかとおもう。
もっとちがう形で、ファッション誌のモデルとかで芸能界にいたような気がする。
でも、佐藤さんの首から下は扇情的で誘惑的なバディだった。
だから彼女はやっぱりグラビアアイドルなのである。

佐藤さんのグラドルとしての最大の武器は、おそらくこの「エロさゼロな清涼感系の美人顔」と「こってりエロい体」のギャップであろうとおもう。
たとえば同じクラスにいるビッチ系のギャルのハダカよりも、真面目の権化のような美人委員長のハダカのほうが興奮する、という人は数多く存在するはずで、そういう需要を佐藤さんはずっと満たしてきた。
メガネを着用したりして、「真面目委員長」キャラを文字通り真面目に貫いてきた。
委員長系グラドル界ではもはや不動のトップスターであろう。

だがしかし、佐藤さんのブログでは、少しちがった佐藤さん像が垣間見れるのである。

佐藤さんのブログ「ookami」は、非常に頻繁に更新される。
基本的に毎日、多いときは1日に3~4回といったところ。
文章量もかなり多い。すごく長い。
内容はというと、なんというか、ポエムである。日記というかポエムである。
自分撮り画像は、ごろりと寝転がった状態で撮られた写真が多い。多いというか9割くらい。ちょっと昔のヒロミックスみたいな感じとでも言えば伝わるだろうか。あの「髪の毛が寝乱れた感じ」を思い出していただきたい。

うむ。こうして見ると、佐藤さんはもしや「委員長」ではなく「文化系不良女子」なのではないか?
ときおり散見される「好きな本」や「好きなCD」なんかも、ちょっぴりサブカル香のするラインナップだったりする。
わたしたちが佐藤さんに投影したかったのは「委員長」。
でも佐藤さんが見せたかった自分は「文化系不良女子(またの名をサブカル系)」だったのではなかろうか。

自分が見せたい自分像と、他人が期待する自分像が食い違う。
これはアイドルに限らずどんな仕事の人にでもよく起こる事態である。
なりたい自分と、なることが出来る自分がちがう。
やりたい分野と、やれる能力を持っている分野がちがう。
どちらも、誰にでもよく起きること。
ではこういうことが起きると人はどうするか。
転職するのである。
「なりたい」と「なれる」のギャップを少しでも縮めるために、職を変えるのである。

自分像のギャップが生む苦しみを誰よりもよく知る佐藤さんだからできる職業、それはきっと「転職アドバイザー」だ。

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都内のIT関連企業でSEをやっているA子(28歳)は悩んでいた。
理工学部を出て、ずっとギークで、理系の合理性の中で生きてきたA子は、己の能力を生かして就いたはずのこのSEという職業を、全然好きになれなかったのである。
たしかにコンピュータいじりは得意ではある。プログラミングに関することなら、大抵の人より飲み込みが早かった。
だがしかし、いつも「得意なこと=好きなこと」であるとは限らない。
A子には他に憧れの職業があった。タクシードライバーである。あの白い手袋、運転席に敷いてある木製のイボイボ、その他すべてがA子の夢だった。
しかしひとつ問題があった。A子は運転免許を持っていなかったのである。
もちろん取得のために教習所には通った。通ったし、前期の筆記課程は難なくクリアした。
ところが実習が始まった途端、A子は持って生まれたアヴァンギャルドな運転センスで教習コースと教習車をことごとく破壊し、教官たちは度々その人生の走馬灯を見させられることになったのである。教習所では教官たちによる緊急ミーティングが持たれた後、土下座してでもA子にお引取り願うことで見解が一致。
そういうわけでA子の免許取得という野望はついえた。それが10年前、18歳のころ。
そして28歳になった今、A子はこれが最後のチャンスだと思い、転職コンサルタントに登録を申し込んだのだった。
担当となった転職アドバイザーに、A子は涙ながらにすべてを話した。
転職アドバイザーは、涼やかな笑顔を浮かべて、いつかなりたい自分になれる日がきっと来ますよ、と言った。その声には、嘘のない共感の響きがあった。
その転職アドバイザーの胸には、「佐藤」という名札が揺れていた。
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今日の反省:
①「転職アドバイザー」という天職が、轟子の立場とかぶってるような気がする。
②「転職」と「天職」が似てすぎて、なんだか色々わかりにくい。

気をつけよう!

佐藤寛子オフィシャルブログ「ookami」
http://ameblo.jp/sato-hiroko/
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