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デリカシーの機微が問われる現代社会のさまざまな局面に、ぼんやりと警鐘を鳴らす無神経なコラム。

第18回 「窮鼠、猫を噛むとは限らない」

第18回 窮鼠、猫を噛むとは限らない


またか。



と思わんでほしいのです。
先立つ不幸
先立つ不幸を許してほしいのです。

私はね、なにもお年寄りの目に優しいコラムが書きたくて、
こんなでかいフォントでお届けしているわけではないのです。
やりたいことしたい
やりたくてやっているわけではないのです。

わずか3週間のときを経て、
またしてもエマージェンシーレイアウトが
お目見えするとは、私だって不本意なのです。

でも、すまん、お手上げだ。
お手上げ

先週辺りからほとんど家に帰っていない。
週末の『SEVEN HOUSE』の撮影も、
出番と出番の間に仕事をしていた。
出番の合間
もう何が補欠なんだかさっぱりわからない状況である。

正直、胃が痛い。
痛い車
痛車よりも痛い。
いつもの私が
アゲアゲ
こんな感じだとしたら、
今の私は確実に
サゲサゲ
こんな感じだ。
むしろ、
最低のケーキ
こんな感じだと言ってもいい。
いや、いっそ
消し炭
こんな感じかもしれない。

こんなエマージェンシーな状況は、
年に何回も来るもんじゃない。
今のこの私の気持ちを、持ち得る文才をフルに使い、
筆舌を尽くして文学的に表現するとしたら、
「マジ勘弁」
である。これが今の私の限界なのである。

だから、今回ばかりはちょっと見逃してくれんだろうか。
「くせ者か!?」と言われたら、「チュー」と鳴き返しますんで、
そしたら「なんだ、ネズミか…」つってスルーしてもらえないでしょうか。

今の私は、袋小路に追い詰められて、
チューチュー断末魔をあげるハダカデバネズミです。
「窮鼠、猫を噛む」で言うところの、窮鼠です。

いつか華麗に猫を噛む日を夢見てはいますが、
噛み合わせが悪かったり、
うっかり自分の舌を噛んでしまっても、
それはそれで手打ちにしてください。

問題は、来週になったら復活しているかというと、
そんな気がちっともしないことだ。

それまで、私のことを忘れないでください。
これからしばらく、夜空に流れるほうき星を見つけたら、
それが俺だと思ってください。

たぶん、生きて帰ってきますから!


今の俺
6月4日10時50分、会社にて途方にくれる俺。


なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?

なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?

フォレスト出版
もう、うわあああってなるからです。

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