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Vol.08 桜高軽音部『Cagayake! GIRLS』

  • 2009.05.17 Sunday
  • -
※注・このコラムは、音楽への愛も知識もない筆者が、まったくのあてずっぽうで書いた、妄想によるJポップ批評です。



今回のお題
桜高軽音部『Cagayake! GIRLS』
(2009年5月18日付 オリコンウィークリーシングルランキング第7位)

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あなたの箸は、どこですか?


箸が転んでもおかしい年頃がある。


私にとっては高校生の頃がまさにその時期だった。

当時、私の通う学校では“カンチョウ”が大流行しており、
より正確で破壊力のある一発をきめるために鍛錬の日々を送っていた。
「くだらない」と斬り捨てることは簡単だが、
そんなことがおもしろくて仕方なくて、毎日がおかしかった。
Not crazy。Yes, funny。

先のカンチョウブームは、3か月間続いた。
同じ箸を何度も何度も転がしては喜び、ボロボロになったところで最後はとり上げられた。
「カンチョウ禁止令」が発令されたのだ。

『Cagayake! GIRLS』の娘たちは、歌中で勉強に恋に軽音に忙しく
キラキラ輝く毎日を送っている。

私もカンチョウに恋に友達と遊ぶことに執心し、
ドキドキが止まんない フルスロットルな脳内
で、毎朝意味もなく6時に起床しても疲れることを知らなかったし、
スカート丈2cm 詰めたら跳ぶよ?
と本気で思っていた。いや、実際空くらい飛んでいたと思う。
微分積分は追試 当分恋愛は中止
は実際、微積のテストで0点をとり「のび太」とあだ名されては喜んでいた
ほろ苦い思い出がフラッシュバックした。


今、私が誰かの尻に向かっておもむろにカンチョウをしたところで
たいしておもしろいとは感じられないだろう。
まして、それを「3か月間続けなさい」と言われたら
泣いて謝るから御免被りたいところだ。

「社会に出たら学生ノリはいかんよ」と言われるのが世の常だが
この、世の中がおもしろおかしさに満ちていた
箸が転んでもおかしい、学生時代のメンタリティを
持ち続けたまま大人になれたならば、
もっとエネルギッシュで素敵な毎日が送れるのではないかと思う。



どこかに転がしたまま忘れている、箸を探しにいこうじゃないか!


<<本日のpick up フレーズ>>
Jumping now ガチでカシマシ Never ending girl's song
終業チャイムまで待てない
遅刻はしても早退はNon Non Non 精一杯 Study after school

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