- 2010.09.08 Wednesday
- 有名人が集まるTSUTAYA


はーいみなさん、パンチの効いたキワモノお姉さん、
レディー・ガガです。
いま、いもを食っていまーす。
この、なんていうの、ニホンの、いも?
どうやってつくるの、え、蒸すの?
なんなの超おいしいんですけど。
あーすごいおいしいわー、この、いも?
ほんとうはガガ(←一人称)、この、いも?の感動的なおいしさについて書きたいんだけど、そうね、今日はレビューをしなきゃね。
じゃあ今日は最近のガガのお気に入りの作品、
ニホンの人気ドラマ『ゲゲゲの女房』でも取り上げられたジャパニーズコミックの金字塔
『河童の三平』
を紹介しちゃうわね!

作者は言わずもがなの日本を代表する漫画家・水木しげる。
初出は1961年、貸本漫画だったのね。
まあこのあたりは朝ドラの「ゲゲゲの女房」でも触れられてたから、知ってる人も多いかもね。
まああらすじをざっくりお話すると、河童によく似た少年・三平がマジモンの河童と絡んだり絡まなかったりするお話なんだけど、
発表から50年近くたった今読んでもまったく色褪せない面白さが、この三平にはあるわ。
全体的に水木漫画らしい浮遊感のある、言い換えればちょっとトボケた雰囲気なんだけど、根底に流れる得体の知れない恐怖感がたまらないのよ。
それはきっと「かん平(河童)」だとか「小人」だとか「死神」だとか、そういう異形の者が何気なく存在している世界に引き込まれているせいなのかも。ガガ、そう思う。
ああ、なんてゾクゾクするお話なんでしょう。
水木せんせいサイコー!
もうガガ、今日からゲゲに改名しちゃおうかしら。
レディー・ゲゲ。
…あらやだ、パンチきいてるじゃない!
ほんとうはね、これが言いたかっただけなのよ、うふふ!
そうそう、ガガはいま、この、いも?と一緒に酒も飲んでいるから、
こんなスパイシーなジョークも飛び出すの。
ビールうまいわー。
え?酒の肴に、この、いも?は合わないんじゃないかって?
大丈夫よ、ガガ、つまみはいつもシャキッとしたモロキュウに決めてるの。もちろん今も手元にあるわ。
片手にビール。サイドテーブルにはもろきゅうと、この、いも?
そんな感じでPCの前に座って、このレビューを書いているのよ。
最高にクールじゃない?
でも…なんだか、飲んでるだけじゃ乾いてきちゃうわ。
こう、身体全体が潤いを求めている感じ?
もっと…そう……浴びるように、
それこそ頭のてっぺんからこのビールをかぶってしまおうかしら。
それくらいカラカラなの。
そう、頭のてっぺんが、カラカラだから。
……あら?
きゅうりをかじって、頭のてっぺんが乾いて…
これじゃまるで、わたし河童みたいじゃない。
…………ああ、
それでか。
ガガ、気付いちゃった。
ガガがさっきまでずっといもだと思っていたのは、
尻子玉だったのね。
(たなか贋作asレディー・ガガ)
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