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アカルイシタイ―アカルイけどやっぱり死んでる―

アカルイシタイ―アカルイけどやっぱり死んでる―とは

「底ぬけに明るい気持ちで死体写真を撮ってみよう」というコンセプトのもと、ONCメンバーがこぞって野外に繰り出した、初のアウトドアグラビア系企画。どんな戦場写真よりも世知辛く、どんな青写真よりも甘酸っぱい、でもやっぱり死んでるじゃん、な写真たちを一挙紹介。



どうも~こんにちは!大塚ニューコーポの狂える鬼番長こと、肉布団京一です。


さて、今回、ONCメンバーはせっかくの休日をまるっと返上して、うだるような暑さの「日本のセントラルパーク」こと代々木公園で、この上なく爽やかな青春系グラビアコンテンツの制作に着手しました。


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(当日は嘘のような快晴でした。)


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(まさに都会のオアシス。皆さん揃って光合成中。)


タイトルはずばり、「アカルイシタイ―アカルイけどやっぱり死んでる―」です。

 
生きとし生けるものは皆、いつかは死んでしまうもの。


そして、亡き骸となった死体はどこか不気味で異様で、ついつい目を背けたくなるものです。


しかし、超高齢化社会を迎えつつある日本で生きる我々の死体遭遇率は、日増しにウナギ登りという現実があります。


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(超高齢化社会への啓示でしょうか。)


ゆえに、こうして、街中でバッタリと出会ってしまう場面も少なくないでしょう。


ただ、それを目の当たりにする度、いちいち落ち込んでいたら、生きていけません。


そんな世界と、上手に渡り合っていくためのひとつの手段をご提案するのが、このアカルイシタイなのです。


シタイという言葉は、すべてをポジティブに転換し、「死んでいたっていいじゃないか」、「死んでいる方が素晴らしいぞ」という悟りの境地にまで、我々を導いてくれるはずです。


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ではさっそく、夏場の草むらでよく見かけるこんな風景の紹介から、この企画をスタートしたいと思います。


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(直立死)


最もオーソドックスな、基本に忠実なタイプのシタイだといえるでしょう。


死にながらにしてきちんと直立したその姿勢に、生前の礼儀正しい人柄を感じさせます。


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(直立死ダブル)


よくみると奥にもシタイです。


まるで来るべき、地球の未来を予見しているかのような風景です。


しかし、これを笑顔で受け入れてこそのアカルイシタイ。


涙をぐっとこらえて次の写真にまいりましょう。


続いては、こんな清々しいスポーツの風景。


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(バドミントンを楽しむ若者たち)


実に楽しそうにバドミントンに勤しむ若者たち、という感じがしますが、でも実は…


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(あれ…)


死んでます。


おそらくは遊んでいる最中に亡くなったのか、非常ににこやかでかつはつらつとした表情をしていらっしゃいます。


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(お前もか・・・)


でも死んじゃってます。


傍目に見れば大惨事ですが、全く悲壮感の漂わないところが、実にアカルイですね。


続いてはこんな風景。


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(野球を楽しむ若者たち)


あなたまさか、「あっ、分かった!バッターが死んでるんでしょ」とか思っていませんか?


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(ストラァァァイクと思ったら…)


バッターは健在です。


今回は…


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(あーらら)


キャッチャーが死んでます。


どことなく笑みを浮かべているように見えますね。


この笑顔こそが、シタイの真骨頂です。


公園内をウロウロしていたら、あれ、あんな所にもシタイがありますねぇ。


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(どうしたんだろうか)


おやおや、でもちょっと様子がおかしいですよ。


近づいてみましょう


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(まさかの過剰摂取なのか)


やややっ!


もしかして、禁断の薬物に手を出してしまったのでしょうか。


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(なーんだ、あのおいしい奴か)


と思ったらラムネでした。


定番の味が口内の水分を奪うあまり、ぽっくり逝っちゃったんでしょうか。


そうこうしてる間に、あちらで何か撮影会が行なわれているようです。


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(ちゅーちゅーしちゃうぞ)


まあなんとも、本家の「某カルイ某ダカ」にも負けない見事な裸体です・・・が既にお亡くなりです。


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(カモン!ホワイト・スネーク)


コブラは(本当は)危険な生き物ですので、決して真似しないでください。


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(立つんだジョ・・・あ、死んじゃってるや)


撮影と人生、お疲れ様でした。


あれ、あっちからはなんだかいい匂いがしますね。


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(何の途中なのか、想像も付きませんね)


なんだか今までになく、汚らしい状態ですね。


どうしちゃったんでしょうか。


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(現代ファストフード文化への警鐘・・・とは言えないか)


へそにピンポイントで置かれたピクルスと、お腹のメッセージが気になります。


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(ハンバーガーはこのあとスタッフがおいしくいただきました。)


なにをそんなに焦ることがあったんでしょうか。


すっかりコマ切れだし…来世では、彼に誰かハンバーガーの食べ方の正しいメソッドを教えてあげてください。


おや、なんだかあっちの方が盛り上がってるみたいですよ。


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(木陰でパーティなんて最高やん)


野外でパーティですか?


とんがり帽子までかぶってずいぶん楽しそうですね


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(ぱぱーん・・・あれ?)


クラッカーまで鳴らしちゃったりして、パーティもいよいよ本格化してくるところなのですが・・・


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(美しすぎる死にザマをありがとう)


びっくりして皆さん逝ってしまわれたようです。


残念ながら、全滅。


クラッカーを刀と見立てれば、彼らは現代の白虎隊といったところでしょうか。


…違いますね。


さて、早くも最後になりますが、ご家庭にあるシタイを使ってどなたでも手軽に楽しめるのがこちらになります。


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(ガリバー?)


その名も、シタイ盛り。


陰鬱になりがちな通夜振る舞いの雰囲気ですが、故人とのお別れをしつつも参列者のお腹も満たせる、アカルイシタイの究極形がこちらです。


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(盛りつけはイメージです)


参列者の皆さんも実に楽しそうです。お箸が進みますね。


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(撮影用に腐りかけの食品のみを使用しております)


故人も報われたことでしょう。


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(この後、スタッフが我慢しながらいただきました。)


故人もこんなに笑っています。


きっと喜んでいるのでしょう。


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いかがでしたでしょうか。


来るべき超高齢化大恐慌時代において、街中に溢れるシタイの数々といかにうまく渡り合っていくかというのは、21世紀を生きる我々に課せられた最も大きな命題のひとつです。


この命題に対する現代社会が出した答えがこの、「アカルイシタイ」なのです。


シタイから目を背けることなく、むしろそれを楽しみ、喜び、歓迎し、そこに煮干しやたまごボウロが乗っかっていれば、すすんで箸を向けるくらいの前向きさを持つことが、霊長類最前線、ホモ・サピエンスのはしくれとしての正しいあり方なのではないでしょうか。


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それでは次回、「アカルイすかとろ」でお会いしましょう。


ごきげんよう。


肉布団京一

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