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Vol.01 キセキ GReeeeN

※注・このコラムは、音楽への愛も知識もない筆者が、まったくのあてずっぽうで書いた、妄想によるJポップ批評です。



今回のお題
キセキ GReeeeN
(2008年オリコン年間シングルランキング第4位)


キセキ GReeeeN




わかっちゃいるけどダマされたい


GReeeeNのメンバー構成は、ずばり4人だと思う。
理由は「e」の数が4つあるからに他ならない。
楽曲を聴き、複数人でメンバーが構成されていることが判明した今、
私は「GReeeeNのeの数=メンバー構成人数」説を声高に唱えたい。

学生時代からの仲良し4人組。
「お互い別々の大学に進むことにはなったけど、いつかは音楽で食っていく。
絶対メジャーデビューしような!」
なんて夢を抱きながら、新潟あたりから上京してきた。
そして大学を卒業し、就職はせずにコツコツとバイトをしながら
音楽活動を続けた結果、3年後ついにメジャーデビュー。

『キセキ』は、結婚を意識し始めたカップルの男性が
そこそこ長く付き合った恋人への慈愛に満ちた気持ちを歌った曲だとお見受けする。
「一緒にいるとなぜかホッとするんだよね。アイツに対する想いは、恋っていうよりむしろ愛!?」
という男性の
よく言えば「やさしい」、乱暴な言葉で言えば「やや眠たい」愛を歌った曲だ。

合唱コンクールを思わせるイントロ部分のピアノソロと、生やさしめの歌詞、
ラップパートの挿入から、「大卒か?」と思わせる若干の育ちの良さとハツラツとした若さを感じる。

特筆すべきは歌詞の絶妙な「ぬるさ」である。
「恋」というにはおだやかすぎる、でも「愛」と呼ぶにはまだ気恥ずかしい。
そんな10代後半から20代前半の恋愛感情を、キレイにまとめあげて歌詞に乗せている。

これならば世の恋する若者たちはイチコロだろう。
GReeeeNにはそんな戦略的で狡猾な「ぬるさ」を感じずにはいられない。


<<本日のpick up フレーズ>>
アリガトウや Ah 愛してるじゃまだ足りなくて
せめて言わせて「幸せです」と

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