【恋の赤ペン先生がラブソングを添削！】 ～加藤ミリヤ『WHY』を添削しよう～ 第１回（全３回）

（文責：嘉川轟子）

第１回
～プロローグ～　嘉川轟子から斉藤けなげへの手紙

すべての始まりは、１通の手紙だった。
ある日、斉藤けなげの元に届いたのは、嘉川轟子が震える筆致でしたためた手紙――…。

--------------------------------------------


拝啓　斉藤けなげ先生

お久しぶりです。
以前、斉藤先生がご指導なされたカルチャーセミナー
「開運☆イロコイ塾～愛の奴隷解放宣言～」
を受講・修了いたしました、嘉川轟子と申します。

今回、どうにも看過できない由々しき事態に遭遇し、
先生のご意見を賜りたく、このお手紙の筆をとりました。

「由々しき事態」とは他でもない、こちらの件です↓



加藤ミリヤ『WHY』→歌詞はこちら

先日、ふとしたきっかけでこの流行歌を知りました。
そしてその歌詞に驚愕いたしました。

戦慄が走ると同時に、
「きっとこの加藤さんといううら若き女性は
『新世代の中島みゆき』などと呼ばれて
その怨念渦巻くソングオブラブは
アンダーグラウンドでごく少数のカルト的な支持を得ているに違いない」
と考えました。

ところが。

「女子高生のリアルで等身大のメッセージを発信」
「その共感を呼ぶ歌詞から『女子高生のカリスマ』と呼ばれる」

リアルで…等身大…共感を呼ぶ歌詞…

女　子　高　生　の？

ミリヤよ。「WHY？」はこっちのセリフです。
斉藤先生、最近の女子高生というのは、そうなのですか？
泥沼のセフレ関係に陥ったり、
蟻地獄のごとき共依存関係がこじれてダメンズに追いすがったり……
などという地獄絵図を、十代やそこらですでにリアルに共感できてしまうのでしょうか。

レベルが高すぎます。

「今日で最後」って
言い聞かせながら
勝手な奴に会いに行く

というフレーズがありますが、斉藤先生のセミナーでいただいた教科書の
第13章『手首を切るより先に男を切れ』（P.156～）には
「これで最後にしようなどと思う男女関係は、実はすでに終わっています」
との項目がありました。

ミリヤ＆共感ガールズたちには、
上記のような斉藤先生の処方箋が大変有効なのでは、と感じます。

そこで斉藤先生にお願いがあるのです。ぜひともこの曲、
加藤ミリヤ『WHY』の歌詞を添削し、修正することで、
若さに不釣り合いなラブの底なし沼にもがく十代ガールズたちをお導きいただけないでしょうか。

何卒よろしくお願い申し上げます。


敬具　　嘉川轟子

--------------------------------------------

次週、斉藤けなげ先生が血の涙をインクにした赤ペンをふるいまくる!!
加藤ミリヤの大ヒットラブソングは、どんなふうに添削されてしまうのか…!?
乞うご期待！

（つづく）