- 2010.11.22 Monday
- ラブソングを添削しよう
（文責：嘉川轟子）
最終回
斉藤けなげ修正版 加藤ミリヤ『WHY』 その切なすぎる歌詞の全貌
「女子高生の共感を呼ぶ等身大なリアル」という加藤ミリヤの泥沼すぎるラブソングの歌詞はこちら↓
加藤ミリヤ『WHY』 ― 歌詞
落ち着き払った筆跡がむしろ戦慄をさそう、けなげ先生の赤字修正入り『WHY』の歌詞はこちら↓
ここが問題！加藤ミリヤ『WHY』の歌詞
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＜＜改善案＞＞
●自分自身が薄々感づいている「WHY」はそぎ落としましょう。
●愛してもないあなたに付き合ってくれている彼です。もっと感謝の気持ちを忘れずに。
前回の添削用紙でマーカーをした部分の歌詞が、彼女の偽らざる本音でしょう。
ここを活かして自分勝手なうらみ節を、もっと明るい前向きソングに変身させてみました。
「病みポジ（病んでるけどポジティブ）」という新ジャンルの開拓に、挑戦したつもりです。
↑原曲を聴きながらどうぞ。
タイトル：『やっぱり』
ねぇ
「あんたなんか要らない」
そう言ってやりたいけど
他に目ぼしい人もいない私を
側に置いてくれてありがとう
おかげでひとりにならずに済んでる
錆びついた景色の中
またいつもの道を行く
「今日で最後」って
言い聞かせながら
あなたに会いに行く
嘘だけどね
会えると思えば嬉しくて
それでも胸は苦しくて
向かう足は速まって 同情でいいから抱きしめられたくて
大事にされないのは 当たり前だと分かってる
また同じことを繰り返す私の
わがままに付き合ってくれてありがとう
「やっぱり 私じゃだめだよね」
「やっぱり 好きとか言ってもだめだよね」
「やっぱり 私なんて彼女でもないし 嘘とかついちゃうよね」
「図々しく 私を愛してほしいとか思ってごめんね」
散らかった部屋
煙草の匂い 革のソファー
何度もここに来てるのに
私の存在はない部屋に
しつこく来ても
追い返さないでくれてありがとう
「やっぱり 私を責めちゃうよね」
「やっぱり 私を裏切るよね」
「やっぱり 私傷つけたくなるよね」
「私だけなんて愛せないよね」
「本当の気持ち 黙っていてくれてありがとう」
「隠してるけど 彼女が他にいるよね」
「知ってる知ってる」
「でも、お願い私を捨てないで」
「ありがとうありがとうありがとう ひとりにしないでくれて助かる」
私のことなんて愛してないのに
私もだけどね
もしあなたを失ったら
恋人のいない寂しい女になるのが嫌で
私は生きられない
もうあなたの為に泣きたくなんかないのに
その甘い言葉に惑わされたくないのに
他にいい人がいないから別れるのは惜しくて
また今日も言えない「さようなら」
そばにいてくれると都合がいいから
恋人のふりしてくれてありがとう
わざとらしくでも優しくされてラッキー
私を惑わせてもいいから
これ以上私を傷つけてもいいから
もっと条件のいい男が見つかるまで
恋人ごっこに付き合って
「やっぱり 私じゃだめだよね」
「やっぱり 好きとか言ってもだめだよね」
「やっぱり 私なんて彼女でもないし 嘘とかついちゃうよね」
「やっぱり？ やっぱり？ やっぱり？ やっぱり? やっぱり！」
「やっぱり 私じゃだめだよね」
「やっぱり 好きとか言ってもだめだよね」
「やっぱり 私なんて彼女でもないし 嘘とかついちゃうよね」
「ありがとうありがとうありがとう ひとりにしないでくれてありがとう」
ほら。
この歌詞ならば、迷える女子たちを救える気がしませんか？
斉藤けなげ
（おわり）
最終回
斉藤けなげ修正版 加藤ミリヤ『WHY』 その切なすぎる歌詞の全貌
加藤ミリヤのラブソングが泥沼すぎる！という嘉川轟子の通報を受け、恋の赤ペン先生・斉藤けなげが緊急出動！
歌詞の問題点を指摘したおした前回の添削用紙をふまえて斉藤けなげ先生が提案する「これが正解！正しいミリヤのラブソング」とは……？
「女子高生の共感を呼ぶ等身大なリアル」という加藤ミリヤの泥沼すぎるラブソングの歌詞はこちら↓
加藤ミリヤ『WHY』 ― 歌詞落ち着き払った筆跡がむしろ戦慄をさそう、けなげ先生の赤字修正入り『WHY』の歌詞はこちら↓
ここが問題！加藤ミリヤ『WHY』の歌詞--------------------------------------------
恋に悩み彼女にすがる乙女たちに常に「１２０％のソリューション」を与え続けてきた《正しき恋の伝道師》斉藤けなげ先生。
そんな先生からの手紙が、ここで終わるはずもなかった！
斉藤けなげ先生のラブソング添削はさらなるネクストレベルへ――。
別の意味で涙が止まらなくなること必至！
以下、けなげ先生の手によって驚愕の変貌をとげた加藤ミリヤのラブソングを見よ！
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＜＜改善案＞＞
●自分自身が薄々感づいている「WHY」はそぎ落としましょう。
●愛してもないあなたに付き合ってくれている彼です。もっと感謝の気持ちを忘れずに。
前回の添削用紙でマーカーをした部分の歌詞が、彼女の偽らざる本音でしょう。
ここを活かして自分勝手なうらみ節を、もっと明るい前向きソングに変身させてみました。
「病みポジ（病んでるけどポジティブ）」という新ジャンルの開拓に、挑戦したつもりです。
↑原曲を聴きながらどうぞ。
タイトル：『やっぱり』
ねぇ
「あんたなんか要らない」
そう言ってやりたいけど
他に目ぼしい人もいない私を
側に置いてくれてありがとう
おかげでひとりにならずに済んでる
錆びついた景色の中
またいつもの道を行く
「今日で最後」って
言い聞かせながら
あなたに会いに行く
嘘だけどね
会えると思えば嬉しくて
それでも胸は苦しくて
向かう足は速まって 同情でいいから抱きしめられたくて
大事にされないのは 当たり前だと分かってる
また同じことを繰り返す私の
わがままに付き合ってくれてありがとう
「やっぱり 私じゃだめだよね」
「やっぱり 好きとか言ってもだめだよね」
「やっぱり 私なんて彼女でもないし 嘘とかついちゃうよね」
「図々しく 私を愛してほしいとか思ってごめんね」
散らかった部屋
煙草の匂い 革のソファー
何度もここに来てるのに
私の存在はない部屋に
しつこく来ても
追い返さないでくれてありがとう
「やっぱり 私を責めちゃうよね」
「やっぱり 私を裏切るよね」
「やっぱり 私傷つけたくなるよね」
「私だけなんて愛せないよね」
「本当の気持ち 黙っていてくれてありがとう」
「隠してるけど 彼女が他にいるよね」
「知ってる知ってる」
「でも、お願い私を捨てないで」
「ありがとうありがとうありがとう ひとりにしないでくれて助かる」
私のことなんて愛してないのに
私もだけどね
もしあなたを失ったら
恋人のいない寂しい女になるのが嫌で
私は生きられない
もうあなたの為に泣きたくなんかないのに
その甘い言葉に惑わされたくないのに
他にいい人がいないから別れるのは惜しくて
また今日も言えない「さようなら」
そばにいてくれると都合がいいから
恋人のふりしてくれてありがとう
わざとらしくでも優しくされてラッキー
私を惑わせてもいいから
これ以上私を傷つけてもいいから
もっと条件のいい男が見つかるまで
恋人ごっこに付き合って
「やっぱり 私じゃだめだよね」
「やっぱり 好きとか言ってもだめだよね」
「やっぱり 私なんて彼女でもないし 嘘とかついちゃうよね」
「やっぱり？ やっぱり？ やっぱり？ やっぱり? やっぱり！」
「やっぱり 私じゃだめだよね」
「やっぱり 好きとか言ってもだめだよね」
「やっぱり 私なんて彼女でもないし 嘘とかついちゃうよね」
「ありがとうありがとうありがとう ひとりにしないでくれてありがとう」
ほら。
この歌詞ならば、迷える女子たちを救える気がしませんか？
斉藤けなげ
（おわり）
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