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コンテンツ制作の裏側、各自の思惑による勝手なコンテンツ推薦etc・・。
ONCスタッフが不定期で綴ります。

一時間目 -リスニングテスト

(文責・EG)

初登場でカテゴリを新設。
えーどうも皆様初めまして、EGです。
ここを見て頂ければ多少おわかり頂けるかと思いますが、主ににONCの地味部分を担当しております。

あちこちで顔出し、声出し、あわやその色白な肉体までも披露している代表を陽とするならば、確実に陰的なポジションなのであって、その陰と陽、あるいは毛といった部分をわきまえつつ、けれどもやはりちょっとはね、知ってよ、私のこと、みたいなノリで、主に裏方目線でのコンテンツ制作を紹介していきたいと思います。

テーマは「地味なんだよ、実際の所!」

では、続くかどうかわかりませんが、第一回はリスニングテストで行ってみたいと思います。
しかし思ったんだけど、これ、本当の「制作日誌」だね。

ではリスニングテスト、というかオーディオコンテンツの基本的な制作の流れ。
これはざっといくと

  1. 録音

  2. 編集

  3. MP3に書き出し、アップ


となるわけですが、今回は特に2)編集の部分を強調しつつ紹介していきます。

1)録音

オーディオコントは基本的に台本が決まっているので、そのパート毎に録音していきます。
ONCの貧弱な予算ではマイクは2本しかないので、どんな大人数でも2本で録音します。
録音時はマイクその他の機材をセッティングして、後は録音ボタン押して鼻ほじってりゃいい・・かと思いきや、まあどのテイクを使うかマークしたり、音量に気を配ったりと結構色々やることがあるのです。


2)編集

編集にはProToolsという音声編集の超スタンダード的なソフトを使います。
あ、録音もか。


・音量を均一化
録音した音は基本的に小さい場合が多いのである程度のレベルまで引っ張り上げます。
手作業。


・トラックの切り分け
2本のマイクで複数人の録音を行っているので、1本のマイクを2人で使い回してたりします。
このまんまだとAさんだけ音量調整したいのに同じところにBさんのパートも・・と非常に編集しにくいので、パート分けします。

録音時はこんなになってるやつを
イメージ1

こんな感じにちょんぎって分けます(手作業、地味)
イメージ2


・ノイズ処理
音量をあげると当然ノイズもでかくなるので、なるべくカットします。
カットは基本的に「EQによる調整」と「Gate/Expanderによる調整」と「手作業による単発のノイズ除去」になります。
何のことやらって感じですが、まあ、当然手作業が一番面倒です。

例えばこんなのを使って、「ある特定以下の音量をカットあるいはより小さく」したりするわけです。
イメージ3


3)SEの追加、エフェクト、パンの設定
ある程度前処理が出来たら加工します。
SEはようするに効果音ですね。水の音、笑い声、足音etc・・。
大抵はそのままじゃ使えないので、なんか加工します。

エフェクトはようするに「エコー」「ホールっぽい感じ」「やまびこ」的な効果を付けるやつです。
ま、この辺は割に楽しいのですが難しいところでもあります。

こんなのを使います。
イメージ4

パンの設定はようするに「左から鳴ってるのか右からなのか」とかってあれですね。


4)音量の調整
まんまです。
ただ静的にパート毎に音量調整するだけならいいのですが、大抵はリアルタイムに「ここだけでかく」とか「ここはフェードイン、アウト」みたいに動的に変える必要が出てきます。
このあたりはこんなんを使って

イメージ5

自分でフェーダーを動かすのを記録してみたり、あとは手作業で編集したりします。

イメージ6


3)MP3に書き出し、アップ

2)の部分を正味なんだかなんだと数時間格闘した後、最終的にMP3データに書き出します。
大塚ニューコーポのクレジット等を入れてWebにアップロード。

イメージ7


おつかれっした!

次回は・・あるのかわからんですがなんかサイトの方の話とか入れようかなと思います。では。

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